蒙霧升降 ふかきりまとう。

第三十九候、深い霧が立ち込める頃。


この候もいろいろ読み方があるようです。
「ふかいきりがまいおりる」という読み方も風情があって好きです^^

中国宣明暦では、第三十八候が「白露降(朝霧が降り始める)」、
第三十九候が「寒蝉鳴(蜩が鳴き始める)」。
日本ではこの2つが入れ替わっているんですね。
二十四節気は中国から来たものをそのまま使っていますが、
七十二候は日本の気候に合うように変えられています。
現在使われている「神宮暦」が出来るまでには何度か日本式の暦が作られてきているのですが、
どの暦でどんな変更が加えられたのか調べてみると面白いんだろうな~と思います^^


霧が出るということは、朝夕が涼しくなってきたということですね。
日中の日差しはまだジリジリしていますが、風は熱風ではなくなってずいぶん過ごしやすくなりました。
夜になると虫の声も賑やかです♪
家の近くではまずウマオイとカネタタキが、まだ涼しくなる前から鳴き出します。
その後、お盆の頃からコオロギが鳴き始めますね。
よ~く聴いていると何種類かの鳴き声が聞こえるのですが、どれがどれだか分かりません^^;
こちらのサイトにたくさんの秋の虫の鳴き声があるので、聴き比べてみました^^ 
家の外からはクサヒバリのような声が聞こえるのですが、サイトにある声より少し低くてゆっくりです。
もしかしたら鳴き声にも地域によって微妙な違いがあるんでしょうかね~。
これ、と断定するには少し時間がかかりそうです^^;





コスモスも綺麗に咲いています。
街路樹のナナカマドの実も少しずつ色づいてきました。

0714.jpg





追記^^

大和言葉の「きり」の語源は何でしょう?
調べてみたら、もともとは「き(霧)る」という動詞で、「霧が立つ、かすむ」という意味でした。

霞立ち春日の霧れるももしきの大宮所見れば悲しも  (万葉集・二九

源氏物語では「涙で目がかすむ」という意味も発生しています。


同じ音を持つ言葉は源をたどると同じところに行きつくのではないかと思っているのですが、そうすると
「切る(伐る・斬る・截る・剪る)」あるいは「着る」と同源でしょうか?

「きる(着る)」は本来、衣服などを身につける意で、着物以外に袴・笠・烏帽子・兜・布団・刀
などについても用いられていた、とあるので、
霧についても水の粒が体にまとわりついて「着ている」ように感じる。

「きる(切る)」の方は、「傘の雫を切る」「水気を切る」のように、
振り落したり滴らせたりして水分などを取り去るという意味があるので
霧で濡れそぼった体や衣服の水を「切る」。

また「波を切って走る」「肩で風を切る」のように、一面に広がっているものを分けるようにして
勢いよく進むという意味もあるので、霧を「切り分けながら」進む。


全く的外れかもしれませんが、霧に包まれて実感できるものがあるか確かめてみたいです。
実際に霧が出るのはもうしばらく先ですね~^^


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Comment

虫の鳴き声にも方言があるのかも(^^)。ふふふ。

昔、実家のお風呂の焚き口にコオロギがよくいました。コオロギは、虫の中でも親しみを感じるものです。な〜ぜ?

霧って、字もステキですよねぇ。

こちら、夜中から明日いっぱい雨模様だそうです(^^;)。
ハーちゃんさま^^

あははっ、方言という言い方いいですね~(*^^*)!
リンク先のサイトで、秋に鳴く虫の多さにびっくりしました。コオロギはやっぱり代表格でしょうかね~♪
「霧」の「務」の部分は「覆う」という意味だそうです。
大和言葉の「きり」の語源が気になってきたので調べてみま~す。

早くも秋雨前線が伸びてますよね。2つの台風も今後どう動くか心配です(+_+)
  • 2015/08/20
  • るるる
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