葭始生 あしはじめてしょうず。

第十六候、穀雨の初候です。葦が芽を吹き始めるころ。

中国宣明暦では、「萍始生 浮き草が芽を出し始める」
浮き草。
田んぼがごく身近なところにあった頃は、田んぼの中によく見かけました。


アシは「悪し」を連想させることからヨシ(良し)と呼ばれることが多いようですが、
せっかく「あし」という名前があるのだから、そう呼んであげたいと思うんですね。
葦簀(よしず)や鳥のヨシキリなどは別として^^
記紀に出てくる「葦原中国」は、あしはらのなかつくに。

他にも、梨を「有の実」と呼んだり、するめを「あたりめ」と呼んだりしますね。
地名の亀有も昔は「亀梨」だったとか。
そうやって縁起を担ぐのも言葉遊びのひとつで楽しいのですが、
なぜか「あし」と呼んでもらえない葦だけは可哀そうに思ってしまいます。
テレビで広くヨシと呼ばれているからかもしれません。

アシの漢字は、蘆・葦・芦・葭。(変換候補順です

葭〔カ〕は、まだ成長して「葦」になっていないもの。仮のアシ。
蘆・芦〔ロ〕は、まだ穂を出していないアシ。
葦〔イ〕は、穂の出たもの。

成長すると呼び名の変わる「出世魚」というのはよく聞きますが、アシも出世するんですね^^
出世する植物は他にもまだあるのかな?



昨日桃の花を見に行ったら、たくさんのモンシロチョウがつがいで飛び交っていました。
今年の「桃始咲」は3月11日、「菜虫化蝶」が3月16日。
やはりこの辺りでは大体1か月くらい後から七十二候を追いかけている感じです。


二十四節気では穀雨、「春雨降りて百穀を生化すればなり」
大事に育てられる稲も道端のネコジャラシも雨を喜んでいるんですね~。
稲の苗は、丈が20cmになったら田植えです。




これくらいの季節になるともう、曇り空でも眩しいですね~。
それでもヒバリの鳴き声が聞こえてくると姿を探さずにはいられません。(笑
ホバリングしながら楽しそうに鳴いていますが、実はオスが縄張りを守っています。
他のオスが入り込んでくると、もの凄い剣幕で追い出します。




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Comment

えー、「アシ」と「ヨシ」は同じもの? おお! 考えてみたこともありませんでしたぁ! 恥ずかしいな...(^^;)。

「穀雨」って単語も、雨を尊ぶ感じがして好きです。

市川は梨の産地なのですが、やはりアスレチック場で「ありのみコース」って名前になっています(^^)。

日本語って面白いですねぇ!
ハーちゃんさま^^

ハーちゃんさんのお近くには葦ありますか~?
こちらは、海の方の潟に行けばありますが、近くでは河川敷が整備されてなくなってしまいました。
野鳥の声も少なくなってしまって…。(泣
ありのみコース! さすが梨の産地だけありますね!
縁起を担いで呼び名を変えてしまうのは外国語でもあるんでしょうかね~(*^^*)
「雨を尊ぶ」という表現がじんわりと胸に沁みこみました♪
  • 2015/04/20
  • るるる
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