東風解凍 はるかぜこおりをとく

第一候、立春の初候です。
二十四節気、七十二候の一年は立春から始まりますね^^
太陽は黄経315度。

春を呼ぶ風が氷を解かす時期。
暖かい風は南または南東から吹いてくるのに「東風」と呼ぶのは少し変な感じがしますが、
陰陽五行では春も東も「木・火・土・金・水」のうちの「木」の性質なんですね。
そこから「東風=春風」となっていて、実際の気候とは関係ないようです^^ 
陰陽五行についてはこちら。 



そして立春。
『暦便覧』に、「春の気立つを以って也」と書かれています。
立春と言えどもまだ寒く、春の実感はありませんが、
この日から春の気配が少しずつ感じられるようになる、ということなんでしょうね。



立春になるといつも思い出すのが大友家持の歌。

新しき年の初めの初春の今日降る雪のいや頻け吉事


759年の立春は「歳旦立春」と言って旧暦元日と重なるもので、大変おめでたい年明けでした。
新しい年の初めに立春が重なった。今日の瑞兆の雪のようにますます重なれ、良い事よ。


家持は古代史の中で、好きな人物の一人です。
大伴氏は天孫降臨を先導した天忍日命(あめのおしひのみこと)の子孫で、
武術に明るく政界で活躍してきましたが、奈良時代に入ると次第に藤原氏の権勢に押されていきます。
家持は天皇家に尽くしますが一族復興はかなわず、家持本人も非常に痛ましい最期を遂げます。
歌自体は希望で一杯ですが、実は家持が因幡の守に任ぜられた時、
つまり左遷された身の上で詠んだもの。

この歌を、万葉集の一番最後に置いた気持ち。
様々な謀略の中、一族の行く末が真っ暗闇に落ちていく様が見えている中でも
自分の正義を信じて自分を奮い立たせてすっくと立っている姿を想像すると
切なくてたまらなくなります。




1年ほど前から葉牡丹に目が行くようになって、
年末に、ひと鉢連れてきました^^




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Comment

大伴家持がどんな人生を送ったのか、まったく知りませんでした。でも、るるるさんの記事を読んで興味が出ましたよ! 本を検索してみます(^^)。

私がタイムマシーンで行きたい時代は平安時代なのですが、家持はほんの少し前の人なんですねぇ。
ハーちゃんさま^^

三十六歌仙の一人で、百人一首に『かささぎの渡せる橋におく霜の白きを見れば夜ぞ更けにける』
があります。
モテたみたいですよ~。秀逸な相聞歌がいくつも残っています。
平安時代も魅力的ですよね。私も陰陽師ブームに乗ってちょっと勉強しました(*^^*)
  • 2015/02/05
  • るるる
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