남해 가천마을 南海 加川村。

  • Date:2014.11.29
  • Cat:2014
レベルアップ講座第8週はナムヘ郡のカチョンマウル。
南海島は南海岸のリアス式海岸の島々のひとつで、韓国で5番目に大きな島。
麗水の東隣にあります。

紀行文に出てきた昔話、
農夫が田んぼを枚数を数えると1枚足りず、探しても見つからないので諦めて帰ろうとして
置いておいた笠を持ち上げたら、笠の下にその1枚が隠れていたというお話は
棚田1枚がどれだけ小さいか、そして加川の人たちが小さな田んぼ1枚でも大切に
してきたということを表しているんですね^^

上空から見る棚田がきれいです。 
加川から海岸線を西に回ると荏浦川に沿ってもう少し規模の大きい棚田地帯もあるのですが
まるでアールヌーヴォーの曲線のようです。
築かれている石段の、1段の段差が高いですが、
なんと雪屹山に続く勾配は45度だそうです。転げ落ちます^^;
愛媛の段々畑と似ているな~と思っていたら、ちょうどwikipediaの「今日の1枚」で、
遊子水荷浦の段畑が紹介されていました^^

海岸は絶壁で港も作れず平野もなく、痩せた山肌の土地をひたすら開墾していった
この土地の人々を形容するのに「억척스러움 不屈さ」という言葉がよく使われるようです。


韓国観光公社の記事 
南海郡の記事 
などを読んでみました。
「名勝15号」に指定されていて観光客が多く訪れているようです。
春にはニンニクの芽摘み体験や田植え体験、秋には稲刈り体験、
更に5月末からの棚田祭りでは牛との犂体験や棚田作り体験もできるそうですが、
水の入った田んぼで代かきをしている、その背景が大海原というのが不思議です。
7月8月ならば、海水浴、手網漁、いかだ乗り、ラフティングなども楽しめて、
賑わっている写真がたくさん載っています^^

一方で、紀行文にあるように農業の担い手不足が心配されていますよね。
観光地として潤っている部分もあるでしょうけど、肝心かなめの棚田の維持は
出来ているのだろうかと心配になりました。

こちらのブログに現実の姿が書かれていました。 
観光地化される以前は、男の子を授かりたい女性が密かに祈りに来る
弥勒信仰・巫俗信仰の静かな土地だったそうです。
今では散策路や展望台が整備され、住宅は民宿に変わり、あちこちに食堂ができ、
展望台から見下ろすと屋根に花の絵が描かれているのが見えます。
棚田は、雑草の生えた休耕田が増えているようで・・・。

効率化を図れない土地から農業が廃れていっているのはきっとどこも同じですね。
日本の農業、特にお米はいずれは大半が法人化されるんじゃないでしょうか。
法人化すれば自力で利益を上げなければならず、
利益を上げるためには効率の良さを求めなければならず、
そうすると機械化できない山間地の棚田の風景はなくなってしまうかもしれませんね。
カチョンでも、棚田がいつまでも青々として、
モクズガニやカタクリが見られる豊かな自然が残っていて欲しいです。

「加川」という地名は風水の「言語裨補策 언어비보책」によって付けられたということです。
地勢的に欠けているものを地名の中に補ってバランスを取るというもので、
「裨」の字も「おぎなう」という意味で「裨補ひほ」で助けおぎなうこと。
それで細い川が1本流れるだけの土地を「加川」と呼ぶことになったわけですが、
他にも例があるかなと探してみましたが、ネット上では見つかりませんでした^^;
風水について何となくは知っていても、この言語裨補策は初めて聞きました。


出てきた農業関係の単語をいくつか^^

개간하다  開墾する
석축    石垣(崖などの土止めために積み上げたもの)
돌담    石垣
수확    収穫
휴경지   休耕地
모내기   田植え 
써레질   代かき
병해충   病害虫


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Comment


「オノビボチェク」って、面白い考えなのですねぇ。言葉の力を借りるのですね?

ホント、棚田、すごい曲線と傾斜に見えます! 日本のより急でうねうね加減もスゴいですねぇ。これ世話をするのにかなりの体力が要りそう(^^;)。

日本でも都会から棚田のお世話をする部隊みたいなの派遣されたりしていますね。お世話して収穫を頂く、という...。

そういうことをしないと、これから先、ご老人だけになってしまった棚田を守って行くのはムリでしょうかねぇ。
ハーちゃんさま^^
韓国や中国では風水はとっても重要だそうですよね~^^
ほんとに、日本の棚田よりダイナミックな感じがします。
紀行文では、上へ上へと伸びていく棚田を63ビルと対比させていましたよ。
韓国でもお世話部隊みたいなのはあるんでしょうかね。
日本でも韓国でも、文化として大切にしていけたらいいですよね^^
  • 2014/11/30
  • るるる
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