「天下泰平」

『天下泰平・天下太平  てんかたいへい』

世の中が何事もなく、無事に収まって平和であること。
「泰平」「太平」は世の中が静かで穏やかなことをいう。


熟語カレンダーをちらっと見ると、類語が2つ、対語が1つある模様。
考えましたが、出てきたのは・・・
「世界平和」。
これは四字熟語とは言えないのでは~^^;
対語は知っていたのに出てきませんでした。(泣


出典は、『礼記』仲尼燕居(ちゅうじえんきょ)
言而履之,礼也。行而楽之,楽也。君子力此二者以南面而立,夫是以天下太平也。

言いてこれを履(ふ)むは礼なり。行いてこれを楽しむは楽(がく)なり。
君子この二者を力め、以て南面して立つ。それこれをもって天下太平なり。

言ったことを実行するのが礼である。
実行して喜び楽しむのが楽である。
君子はこの二つを励み、その結果(として得た徳により)南面して立つ(天子の位に就く)。
そうあってこそ、天下が太平だと言えるのだ。

ということは、君子が単に有言実行しただけでは天下泰平にはなりません。
そこから徳を得なければ。
君子にとっての徳とは、国民の笑顔と信頼でしょう。
果たして今の日本はどうでしょうかね~。



類語

『偃武修文  えんぶしゅうぶん』
戦いをやめ、文教によって平穏な世の中を築くこと。
「偃武」は武器を伏せかたづける意。戦いをやめること。「偃」は伏せる意。
「修文」は文徳を修めること。学問を修めること。
「武を偃(ふ)せ文を修(おさ)む」とも読む。

出典は、『書経』武成(ぶせい)。
王来自商、至于豊。乃偃武修文。
王、商自(よ)り来たり、豊に至る。乃ち武を偃(ふ)せて文を修む。

余談ですが、
1615年(元和元年)、応仁の乱から150年にわたって続いた戦乱が終了して天下が平定された、
と江戸幕府が宣言したことを、この書経からの言葉をとって「元和偃武」と言うそうです。
学校で・・・勉強した?かな?あれ?^^;



『尭年舜日  ぎょうねんしゅんじつ』
尭や舜という聖天子をいただくような天下泰平の世をいう。

尭は、中国神話に出てくる君主。
舜は、臣下の中から選ばれた後継者。 詳しくはwikipediaへ。
陳舜臣の『小説十八史略』にも神話の部分が描かれていたのを思い出しました。
読んだのはずいぶん前です。



対語

『内憂外患  ないゆうがいかん』

国内の心配事と、外国との間に生じるやっかいな事態。
内にも外にも憂慮すべき問題が多いこと。
「内」は国内、「外」は国外、「憂」「患」はともに憂えるの意。
もとは国内外に解決すべきやっかいな問題が山積みしていることを表したが、
現在では会社組織などの様子を表すときにも広く用いられる。

出典は、孔子の編纂と伝えられる歴史書『春秋』の注釈書のひとつである
『春秋左氏伝(さしでん)』の中の成公(せいこう)一六年。
元々の言葉は「内外無患(内外患い無し)」だったようです。




천하태평 [天下泰平]
(1)온 세상이 태평함.
(2)근심 걱정이 없거나 성질이 느긋하여 편안함.


언무수문 [偃武修文]
싸움을 그만두고 학문을 닦음.
언무수문하다 [偃武修文‐]
(사람이)싸움을 그만두고 학문을 닦다.


내우외환 [內憂外患]
나라 안팎의 여러 어려운 일들과 근심거리.


요년순일は一般的には使われていないようです。


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