「雲烟過眼」

『雲烟過眼・雲煙過眼  うんえんかがん』

雲や霞がたちまち目の前を流れ過ぎていくように、
物事に深く執着しないこと。
物事にこだわらず淡白なこと。

出典は、
蘇軾(そしょく)の「宝絵堂記(ほうかいどうき)」。
蘇軾(1037~1011)は北宋の政治家、北宋代最高の詩人で、
宋の四大書家にも数えられています。
蘇軾は、蘇東坡(そとうば)とも呼ばれます。
黄州(湖北省黄州区)へ左遷となった時に、その土地を東坡と名づけて
自らも東坡居士と名乗ったことから来ているそうです。

中国料理の「東坡肉 トンポーロー」(豚の角煮)は
黄州時代に豚肉料理について詠じた詩からつけられたのだそうです。
豚肉料理の詩!
とっても興味あります、読んでみたいです^^



類語

『虚静恬淡  きょせいてんたん』
心静かでわだかまりがなく、さっぱりしているさま。もと道家の修養法の語。
「虚静」は、欲望などを捨てて、静かに落ち着いていること。「枯淡虚静」
「恬淡」は、欲が無く、物事に執着しないこと。また、そのさま。「無欲恬淡」

出典は、
「荘子」天道篇。
虚静恬淡、寂寞無為とは万物の根本である。
と説かれています。


『行雲流水  こううんりゅうすい』   
こちらへどうぞ 


운연과안 [雲煙過眼]
구름이나 연기가 문득 눈을 지나 사라진다는 뜻으로,
한때의 즐거운 것에 대하여 마음을 오래 두지 않음을 비유적으로 이르는 말.




追記^^


食猪肉詩  猪肉を食らうの詩 / 蘇軾

黄州好猪肉    黄州猪肉好し
價賤等糞土    價賤くして糞土に等し
富者不肯喫    富者は肯へて喫せず
貧者不解煮    貧者は煮るを解せず
慢著火      慢ろに火を著け 
少著水      少しく水に著け
火候足時他自美  火候足る時他(かれ)自づから美ならん
毎日起来打一碗  毎日起来一碗を打つ
飽得自家君莫管  自家を飽かり得れば君管すること莫かれ

黄州の豚肉は美味しい
ただ同然の値段
お金持ちは馬鹿にして食べようとしないし
貧乏人は料理の仕方を知らない
とろ火にかけて水を少し入れて
じっくりと火を通せば豚肉の旨みがよく出る
これを毎朝一杯ずつ食べている
自分で好きで食べているのだから周りはとやかく言うな

ふふふ、愉快な詩です^^


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Comment

蘇東坡は聞いたことあります。なぜかなぁ...。

ふふふ。豚肉料理の詩ですってぇ? どんなんでしょうね(^^)。

「雲煙過眼」、あ、変換できました! 知らなかったわ、こんな熟語...。意味のほうは覚えられそうな気もしますが(^^)。
ハーちゃんさま^^
雲烟過眼、私も初めて見ましたが、情景は素直に目に浮かびますね^^
蘇東坡、きっとこれまでの読書の中のどこかで出会っているんですよね。
ハーちゃんさんの読書量には圧倒されます^^!
  • 2014/07/08
  • るるる
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