「三枝之礼」

『三枝之礼  さんしのれい』

鳩の子は、親鳥がとまっている枝よりも三本下の枝にとまり礼儀を守る。
親に対して礼儀をつくし、孝行すること。

出典は、
「学友抄 (がくゆうしょう)」
烏に反哺の孝有り、 鳩に三枝の礼有り



類語

『慈烏反哺  じうはんぽ』
子が親の恩に報いて孝養を尽くすこと。親孝行のたとえ。
情け深いからすが幼いときの恩を忘れず、老いた親に口移しで餌えさを与える意から。
「慈烏」はからすの異称。
からすは、幼いとき親が口移しで餌を与えてくれた恩を忘れず、成長すると親に餌を与えてその恩を返すという。
「哺」は口中の食物のこと。


『反哺之羞  はんぽのしゅう』
子が親の恩に報いることのたとえ。
「反哺」は「哺(口移しに餌を与えること)」の返礼。
「羞」は食物をすすめること。
烏は親鳥が雛に六十日間口移しに餌を与え、
成長した子鳥が親鳥に、返礼として六十日間口移しに餌を与える
という中国の言い伝えから。

「慈烏反哺」 「反哺之羞」ともに出典は、梁武帝 りょうのぶてい 「孝思賦 こうしふ」
梁武帝とは中国南北朝時代の梁の初代皇帝、蕭衍(しょうえん)のことで、
仏教を厚く信仰し菜食だったことから「皇帝菩薩」と呼ばれたそうです。


자오반포(慈烏反哺)
자애로운 까마귀의 돌이켜 먹임이라는 뜻으로,
까마귀가 다 자란 후에 늙은 어미에게 먹이를 물어다 준다는 데서
자식이 부모의 은혜를 갚음을 비유하는 말.

반포지효 [反哺之孝]
까마귀 새끼가 자라서 늙은 어미에게 먹이를 물어다 주는 효라는 뜻으로,
자식이 자라서 어버이의 은혜에 보답하는 효성을 이르는 말




追記^^

「孝思賦」の本文がなかなか出てこなかったのですが、
韓国語で調べていたら「李密 りみつ」という人の話であることが分かりました。

李密(224-287)は、晋の武帝が高い官位を授けようとしたところ、
年老いた祖母を養うために官職を辞退した。
武帝はそれに腹を立て李密に対して厳しい命を下したが、李密は自身を烏にたとえ、
「烏が親鳥の恩に報いようとする心で、祖母が亡くなる日までお世話できるようにしてください」
と、後に「陳情表」と呼ばれる上奏文に表した。
武帝は大いに心を動かされ、李密と祖母を手厚く保護するように命じ、
李密は祖母の喪が明けた後に出仕し、見事な治績を挙げた。

カラスは、中国で凶鳥とされているようです。
日本でも忌み嫌われていますね^^;
韓国では「까마귀 밥이 되었다 カラスの餌になった」と言うと、死んだことを意味するそうです。

一方、明の末期に出た博物学者、李時珍(1518-1593)の著した「本草綱目」に
カラスの習性について書かれていて、それによると、
カラスは卵からかえってからの60日間は親鳥が餌を運んできて食べさせてくれるが、
ヒナが成鳥になると、今度は反対に餌探しが辛くなった親に餌を与えるという習性がある。
そのことから、カラスを「慈鳥」と呼んだそうです。

私自身はこんな光景を見たことはないのですが、
近所のカラスをよく観察していると、親子や兄弟で一緒にいたりして仲が良いのです。
なのでこの話も本当ではないかな、とちょっぴり思っています^^

「鳩に三枝の礼あり、烏に反哺の孝あり 」とも言うようです。


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Comment

なるほどー。

うちに来るスズメなのですが、幼鳥に持って行くのか、エサをくわえては飛んで行くんですね。「もしかして親の介護?」なんて冗談を言っていたのですが(≧∇≦)。

借りた「呂氏春秋」、難しくて手に負えませーん(泣く)。
  • 2014/06/16
  • ハーちゃん
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ハーちゃんさま^^
スズメも親孝行なのかもしれませんね~。慈雀反哺、なんて^^
緑がたくさんのお庭だから鳥もたくさん遊びに来ますね~♪

「呂氏春秋」難しいですか~!
ハーちゃんさんがそうなら、私がちょっとかじりでもしようものなら歯が欠けますね^^;;
  • 2014/06/17
  • るるる
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