「飲河満腹」

『飲河満腹  いんがまんぷく』

人にはそれぞれ相ふさわしい分というものがあり、
自分の分に安んじてそれ以上望んではならないという戒め。
もぐらがいくら黄河の水を飲んでも、その量は自分の腹を満たす分に過ぎない
という中国の説話から。


出典
「荘子」 逍遥遊(しょうようゆう)

伝説の聖天子尭帝が、人格者として知られた許由に天下を譲ろうとしたところ、許由が
偃鼠(えんそ)河に飲むも満腹に過ぎず  
(偃鼠が河の水を飲んでも、満腹になったらそれで十分である)
と言って断ったというお話だそうです。
偃鼠はモグラ。 ドブネズミ、カワウソとも。



類語

『巣林一枝  そうりんいっし』
小さい家に満足すること。分相応の暮らしに満足すること。
不必要に他の物まで求めようとせず、分相応を守るたとえ。
鳥は木のたくさんある林に巣を作っても、自分で使うのは一本の枝だけであるという意から。
「巣林」は林に巣を作ること。
「一枝巣林」ともいう。


出典
「荘子」 逍遥遊
鷦鷯(しょうりょう)深林に巣くうも一枝に過ぎず
これももしかしたら許由さんの言葉でしょうか。
鷦鷯はミソサザイのことです。春先によく通る声で鳴きますね^^


음하만복 [飮河滿腹]
강물을 마시더라도 그 마시는 양은 배를 채울 정도에 불과하다는 뜻으로,
무슨 일이든 분수에 넘지 않게 조심하여야 함을 비유적으로 이르는 말

소림일지 [巢林一枝]
크기나 규모가 작은 집

韓国語の「巢林一枝」は少し日本語と意味が違いますね~^^


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Comment

ひぇー、どちらも初めてです(^^;)。

やっぱり中国の古典からきた四字熟語が多いんですねぇ。

大雨の被害は無かったものの、やはりキッパリと晴れてくれないと気分もね...(^^;)。

るるるさんとこは被害は無いでしょうか?
ハーちゃんさま^^
先日の「一飲一啄」も荘子から来ていました。
荘子の思想は「無為自然」なのですね。
読んでみたくなりました。(理解できるかどうかは別として^^;

お天気不安定ですね~^^;
こちらも、まだ大雨にはなりませんが1日の中で降ったり晴れたりしていますよ~^^;
  • 2014/06/09
  • るるる
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