第5課 わたしの好きなもの

先週が再放送だったので、2週間ぶりの日本語講座でした。
今回もとっても面白かったです^^!

今回は、好みを伝える話し方、形容詞。


まず「形容詞」とは。
ものや人がどう見えるか、人がどう感じているかを表す品詞。

「イ形容詞」と「ナ形容詞」の2種類があり、どちらも名詞の様子を説明する。
 イ形容詞 : おいしいケーキ  寒い部屋
 ナ形容詞 : すてきなセーター  にぎやかなお店

「説明する名詞」を最初にもってきて、「形容詞+です」と続けると文になる。
 このセーターはすてきです。
 このセーターはデザインがすてきです。


「ナ形容詞文」の質問と答え方は名詞文と同じ。
 A: 「ナ形容詞」ですか?
 B: はい、「ナ形容詞」です。 / いいえ、「ナ形容詞」ではありません。

 A: 佐藤さんは紅茶が好きですか?
 B: はい、すきです。
    いいえ、紅茶は好きではありません。
     (助詞「は」には、他に好きな飲み物があるというニュアンスがある)

 A: 何が好きですか?  〔誰が(人)、いつが(時)、どこが(場所)〕
 B: 紅茶が好きです。 


目の前にあるものから選ぶ時には
ものの数、種類で「どれ・どちら・どの」を使い分ける。

 A: ジェシカさんはどれが好きですか?
 B: 私はクロワッサンが好きです。

 A: フランスパンとクロワッサン、どちらが好きですか?
 B: クロワッサンが好きです。

 A: どのケーキが好きですか?
 B: 苺のケーキが好きです。

「だれが・いつが・どこが・どれ・どちら・どの」は形容詞との組み合わせでよく使われる。



外国人向けの日本語の教科書には「イ形容詞」「ナ形容詞」というものが出てくるのですが、
「ナ形容詞」というのは形容動詞のことですね。
「形容動詞」という言葉より分かりやすい気がしますがいかがでしょう^^;

でも、形容動詞の「同じだ」はナ形容詞には入らない?
「同じなもの」とは言わずに「同じもの」と言いますよね。
ナ形容詞の特殊な例という位置づけでしょうかね^^



気持ちを表す形容詞はたくさんあるということで、
今回は夢子さんとアカキさんが、どれだけ言葉を思いつくか競争です^^
アカキさんが「いい気持」の言葉、夢子さんが「わるい気持ち」の言葉を挙げていきます。
さて、結果は…。

夢子さんの勝ち~♪ (飯間先生ニヤリ

実はこの勝負にはからくりがあって、
日本語には「いい気持」を表す形容詞はごく少数で、
反対に「マイナスの気持ち」を表す形容詞はとっても多いのだそうです。

これ、全然気が付いていませんでした!(驚
マイナスの気持ちほど、誤解を招かないように細かなニュアンスを説明する必要がある
ということなんでしょうか…?
他の言語ではどうなのか、調べたら面白そうです^^

対決で出てきた言葉は、
嬉しい、楽しい、気持ちいい、心地よい、快い
悲しい、寂しい、切ない、情けない、煩わしい、恥ずかしい、不甲斐ない、後ろめたい、怖い、恐ろしい



≪「好き」に関しての疑問≫
・「好き」は軽い表現?
   「ナンシーが好き。でもワンちゃんも大好き。」と言われた私は犬と同じレベルなの?
飯間先生のお答えは、
「好き」という言葉は対象が広くて分かりにくい
ということでした。

・「飲みに行ってもいい?」と訊いたら「好きにすれば。」と言われた。
   「好き」という言葉を使っていても何だか寂しい…。
これは、「好き勝手」という言葉が悪い意味であるのに似ていて、
「好き勝手にすれば」という意味になるんですね。

夢子さんの、
「大好き」より「好き」の方が真剣さが伝わる気がする
というご意見が面白かったです。
俳句や短歌など、字数が限られている世界での言葉ひとつひとつの重さ
というものに通じるのかな~、
なんて思いました。

疑問はまだありましたが省略御免^^;


最後に飯間先生が、夏目漱石の有名なエピソード紹介しました。
"I love you." を「月が綺麗ですね。」と訳したお話。
出演者の皆さんの目が真ん丸です!
え~、どうして~?!
結構遠回し~!!

そうですよね~、なかなか理解できないですよね^^;
現代の日本人にも、これでは伝わりにくいでしょうね。時代も変わりますね~。(笑
私は明治生まれではありませんが、その心はわかります。
美しい情景ですね^^


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Comment

この夏目漱石のエピソードは有名ですねぇ。翻訳の面白さ、むずかしさを話す時に出てくるんですねぇ。

それと「大好き」よりも「好き」のほうが真剣さが伝わる、っていうの本当ですね!

「君が好き」「君が大好き」。前のほうが告白しているように聞こえますよね(^^)。

日本語講座はためになりますねぇ。ハッとさせられますねぇ。
ハーちゃんさま^^
そうなんです、何気なく使っている言葉の深い部分に触れることができて、とってもためになります^^
今一番楽しみにしている番組の一つです^^

「好き」と「大好き」の違いは面白いですよね。
英語では日本語のような違いを感じにくい気がするのですが、韓国語ではどうなんでしょうね~^^
  • 2014/05/09
  • るるる
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今回も新鮮なツッコミがいろいろありました。
「プラスの気持ち」を表す言葉より「マイナスの気持ち」を表す言葉が多いのは
日本人の気質が反映しているのかな? 他の国の言葉が気になりますね。

そして、「好きにすれば?」
「好き」という言葉の価値が変わりそうなフレーズ!?
本来、他人の「好き」は他人事ですもんね~。
屈折した感情が込められた深い言葉だと改めて思いました。(苦笑
飯間先生の説明でスッキリ!!です。
  • 2014/05/09
  • シフォン
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るるるさん アンニョンハセヨ?^^

この放送はまだ見ていないのですが・・・
私は以前から日本語の表現も韓国語に劣らず豊富だなと思っていました。
私は日本語力が乏しいで力をつけたいと思っていますがなかなか・・・^^

いい気持を表す形容詞が少なくマイナスの気持ちを表す形容詞が多いのはおもしろいですね。
韓国語もそのように調べてみると面白いかもしれませんね。
  • 2014/05/09
  • hesugi
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シフォンさま^^
そうですね~、日本人の気質が反映してる感じがしますよね。
歌でも、明るい歌詞なのにメロディーは短調だったりしますもんね^^

「屈折した感情」に大いに納得しました。(笑
ホントにそのとおりですよね。自分が以前に「好きにすれば~」と発した時の状況を思い出して
思わず笑ってしまいました~^^
  • 2014/05/09
  • るるる
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hesugiさま^^
アンニョンハセヨ~♪
わ~、日本語も表現が豊富でしょうか^^
韓国語を勉強していると、2つの表現がどちらも同じ日本語でしか表せなかったすることがあるので
いつも「韓国語は深いな~」と思っているのですが、
日本語にもそういう部分があるかもしれないですね^^

いい気持ちの形容詞とマイナスの気持ちの形容詞、
これからちょっと気に留めて勉強してみようと思います。(韓国語も日本語も^^

hesugiさん日本語が乏しいなんて、こんなに見事に駆使されているのにとんでもないです~!
私も韓国語でブログが書けたらいいですが・・・あまりに遠くて点にすら見えません^^;
  • 2014/05/09
  • るるる
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