「商道」の理解のためにちょっと勉強。

「商道」第13話~14話にかけて。
サンオクら満商の一行と松商の一行が燕京に行って紅参を売ろうとしますが、
人参には毒があって胃を痛めるという話が広まってるせいで
商売にならない状態になっていました。
白参と違って紅参には毒はないのですが、取り合ってもらえません。
燕京一の薬材商に直談判しに行きますが、会ってももらえません。
ところが、
店主に呉偉業という人の漢詩を書き送ったところ、
主の信用を得て取引が無事成立したのです。

この漢詩が気になります^^

呉偉業(1609~1671)
明朝最後の皇帝、崇禎帝の時の官吏で、科挙に主席で通った大秀才。
36歳の時に明が倒れて在野に下るが、
清朝は彼を放置しておくのは危険とし、官吏として登らせた。
呉偉業自身は、清朝に仕えたことを生涯の恥とした。

サンオクが送ったのは、呉偉業がそんな自身の運命を嘆く詩です。
サンオクは、
店主も漢民族の子孫として呉偉業と同じ心境なのでは、
明は女真族に滅ぼされたが、朝鮮も2度の清国侵略に苦しんだ過去があり店主の無念がわかる、
と言いいます。
上司のサムボが
どうして店主が漢民族だとわかったのか?
と聞くとサンオク曰く、
清国らしさは全く感じられなかった。
また、明の陶磁器、書籍、絵画が飾られていたことから、
明らかに店主は漢民族で、明への郷愁と悔恨に満ちた人であろう、と。

女真族(満州族)はツングース系民族で、金、後金、清を建て、
滅んだ明に取って代わりました。
血液型B型が40%もいるのだそうです。楽天的なんでしょうか?(笑
燕京(北京)に遷都して以降、多数派の漢民族に文化的に同化していきますが、
女真族の辮髪、両把髪、服装(チャイナドレス)の文化は残りました。
燕京には内城、外城があって、
外城は内城の隣に城下町のような形でくっついています。
漢民族は外城に追いやられたのですが、
彼らはそこで商いをして、燕京の富豪となっていきました。
ドラマの薬材商も外城にありますね。

サンオクの活躍した頃にはもうほとんど中国語が主流で、着るものも同じだったようです。
サンオクの言う「清国人らしさ」とは何でしょう。
現代では、例えば「漢民族」と言っても地方によって顔立ちは様々で
自分がどの民族に属するかは自己申告制です。
なので民族の違いは、顔立ちの区別ではなく言語の区別なのだそうです。
今は顔立ちで見分けられないとしても、サンオクの時代にはもしかしたら
まだ顔立ちで見分けることができたのかもしれないですね。


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