「現代国語例解辞典」を買う。

敬語の勉強と漢検の勉強を頑張っている我が家の外国人に
先月、紙の辞書を使うことを提案してみました。
今どき、学生ならともかく、紙の辞書を使っている人は少ないですよね。
ワンコオヤジも、iPadで自分の使い勝手の良いものを使っていて、問題なさそうではありました。
でも、もしかしたら紙の辞書を使うメリットも大きいかもしれない、と思ったのです。

まず基本情報を確認しようと出版社サイトやレビューなどを見ていた時に、
こちらの記事「国語辞書の購入の手引き 市販15種徹底比較」を見つけました。

7万~8万語クラスの小型辞典を15冊挙げて比較、紹介していますが、
大いに勉強になりました。
そして笑いました~。(笑

当初の候補は「三国」「現国例」でしたが、記事を参考に追加して、5冊です。
三省堂国語辞典(三国) 三省堂
新明解国語辞典(新明解) 三省堂
現代国語例解辞典(現国例) 小学館
集英社国語辞典  
小学館日本語新辞典  

「三国」は新語が多く、現代に寄り添っています。
「新明解」は語釈がユニークです。辞書を読みものとして読みたいです。
「現国例」は類語対比表があって、今回のイチオシです。加えて昨年11月に第5版が出たばかり。
「集英社」は9万5千語も載っていて、人名、古語もあり、アクセントも分かります。
「小学館」は「現国例」と似ていますが、良い意味か悪い意味かを顔マークで示しています。


先日やっと、大型書店に行きました。
実際手にしてみると、それぞれの特徴がとてもよく分かりました。
実物をしっかり見るのは大事ですね。

「集英社」は収録語が多い分説明が短く、
古語も今のところほぼ不要なので私が勝手に却下。(笑
残りの4冊を本人の前に並べて、あとは本人に任せて黙って横で見ていました。
自分の気になっている語をひとつひとつ、それぞれの辞書で読み比べ、
表やコラムも見比べて…
「現国例」がいいということになりました。

170317 (3)


「新明解」の語釈は面白いですが、ちょっと手に余るようでした。
「小学館」の顔マークも外国人には大いに役立ちそうですけど、
2005年の初版ということで、12年も経っているんですね。
やっぱり辞書は新しいものがいいと思います。
結局、「類語対比表」が決め手となりました。
新語についてはネットで対応できるということに。


「類語対比表」は、こんな感じです。
分かりやすいですよね~。

170317 (1)




実は、書店で「現国例」を開いた瞬間、頭がクラッとしました。
原因は、「地の余白」がほとんどないアンバランスさです。
各段の間の広い余白は書き込めるようにしてあるのでしょうか。

170317 (2)


こうして遠目に見ているとそんなに気になりませんが、
机に向かった状態で下段を読むと、文が途中で切れてしまっているように錯覚します。
次の行に目線を持って行くと、もちろんちゃんと繋がっているのですが…。
まぁ、使う本人は全く気にしていません。



リンクした記事や現国例の改定などは、飯間浩明先生のツイッターで知りました。
飯間先生は2014年に、NHKEテレの「使える!伝わるにほんご」でお世話になりました。
和気あいあいとおしゃべりする外国人の出演者さんたちと、
程よい距離感で穏やかにお話されるお姿が好きでした。
ツイッターも大変大変勉強になっていて、う~んとうなったり大笑いしたりしています。
最近では「紅白歌合戦の国語的解説」がとても面白かったです^^



先日、アニメ「舟を編む」全11話を一気に見ましたが、予想以上に入り込めました。
もう一度、一時停止しながら用例カードなど細かい部分を確認したいです。
観覧車が何度も印象的に現れましたね。
本のページや街の風景から文字がふわっと浮き上がってくる場面がファンタジックで良かったです。
「じしょたんず」のヒロシ、リン太、泉くん、海くんも可愛くて、
それぞれの辞書の性格がよく表れていました。

原作の「舟を編む」はまだ読んでいませんが、
「辞書になった男 ケンボー先生と山田先生(佐々木健一著)」は興味深く読みました。
興味深くというか…読んでいる間ずっと緊張の連続で、
読後には、何とも言えない複雑な哀しさと少しの安堵が残りました。
東大で同級生だった見坊豪紀氏と山田忠雄氏が辞書編纂の世界に足を踏み入れます。
お二人がどのように一緒に仕事をし、どのように袂を分かったのか…
そして誕生した「三国」「新明解」の二つの辞書。
昭和辞書史の大きなうねりに迫った本です。
感想を書きたいと思いつつ、半年以上経ってしまいました。


ワンコオヤジは今日も、
「夏炉冬扇」って面白いよね~♪
などと言いながら、辞書にマークしたり自前のフラッシュカードを作ったりしています。
漢字と四字熟語の知識に関しては、平均的日本人とほぼ肩を並べています。


関連記事

Comment

おお〜! 比較すると選びやすいですねぇ。そして最後はやはりご自分が手に取って中身を確かめる。これに尽きますねぇ。

オヤジどのはエラいなぁ。日々の努力の賜物ですねぇ!

そして「辞書になった男...」、早速借りて読みます!

今日から3連休。思いっきり休もうと思っています(^^)。
ハーちゃんさま^^

小事典は自分では使っていなかったので、いろいろ見比べて勉強になりました。
漢字の勉強は楽しいみたいですよ(笑

「辞書になった男」は、2014年のドキュメンタリー番組を書籍化したものなんですけど、
番組より本の方が深いです。
のんびり楽しめる連休だといいですね(*^^*)
  • 2017/03/18
  • るるる
  • URL
  • Edit
Comment Form
公開設定