花びら餅。

花びら餅を目にすると
ああ春がやってくるわ~
と心が明るくなります^^

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平安時代の宮中、
新年の行事の中に「歯固めの儀式」という儀式がありました。
固いものを食べて歯を丈夫にし、長寿を願うというものです。
その時に食べるものが「御所鏡」と呼ばれる料理なのですが、
白餅の上に赤い菱餅、
更にその上に猪肉、大根、鮎の塩漬け、瓜などがのっています。

それが次第に簡略化されて、お餅の中に汁気のない雑煮を包んで
公家に配るようになりました。
「宮中雑煮」「包み雑煮」などと呼ばれたようです。

それが更に形を変え、
鮎は甘く煮た「ふくさごぼう」に、
雑煮は味噌あんに変わりました。
江戸末期には川端道喜という菓子職人がそれを宮中に納めていました。

慶応2年に裏千家11代玄々斎宗室が天皇に献茶した際に、
当時「菱葩(ひしはなびら)」と呼ばれていたそのお菓子を初釜で使うことを許されて、
次第に広く知られるようになったということです。

由来をたずねると大体こんな感じなのですが、
裏千家家元が宮中献茶を祝って、川端道喜に花びら餅の創作を依頼した、
という話もありました。


現代の花びら餅は、搗いたお餅ではなく求肥ですね。
求肥の柔らかさ、菱餅の赤い色、味噌の風味、
そして春の土の匂いを想像させる牛蒡の取りあわせが絶妙です。
まさに新春にぴったりのお菓子です^^
色合いも綺麗で、半月の形もかわいいです。
菱餅は本来、小豆の煮汁で染めたそうですよ。

川端道喜のお店は、今も京都の下鴨本通にありますが、
容易には手に入らないようですね。
私は専ら、地元の老舗和菓子屋さんのものを頂いています。
各地に美味しい花びら餅があって嬉しいです^^



雪あかりほのかにも浪の音すなり  山頭火

大雪警報発令中です。
週末のセンター試験、滞りなく無事に終わりますように。


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Comment

やはり「花びら餅」は関西のものですねぇ。川端道喜は知っていますが、お店に行ったり商品を買ったりしたことはありません(^^;)。敷居が高いと言うか...。

ああ、元はそんなに色々な具材を巻いていたんですねぇ。ゴボウのしか知りませんでしたよ!

どうも太平洋側でも積雪のある地域があって、ツイッターでもだいぶ見られました。

神奈川でも雪、との情報もありますし、外は寒くて雪雲みたいな雲も見えています。

庭に来るドバトを追い払おうと努力していますが、しつこいです(^^;)。ドバト以外は良いんですけど、どうしてもキライで...(^^;)。

私の風邪は治まりましたが、るるるさんはいかがでしょうか?
ハーちゃんさま^^

わ~、気軽に入れるお店ではないんですね。
川端道喜の花びら餅は注文できるようですけど、びっくりするお値段でした。
元はお菓子ではなくお料理だったんですね(*^^*)

今回の寒波は強力ですね(>_<)
去年今年と、一度にどかっと降るようになったのも気象異常なのかなと思います。
ドバト、いつも大変そうですよね。鳩の嫌いな匂いとかあればいいですけど…。
風邪治ってよかったです(*^^*)
私もまだ少し疲れやすいですけど大丈夫です~。
  • 2017/01/14
  • るるる
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