年筮を立てました。

先日ある友だちに、易経を勉強していることを話したら、
易経って占いの易?
もしかして四角い帽子かぶって通りで占いとかしてるの?
と言われました^^;

四角い帽子は持っていないし通りで仕事もしていません。
とてもそんな力量はありませんが、
易占自体は易経の勉強のためにやっています^^
筮竹がなくても、コインやサイコロがあれば誰でも占うことができます。

易経の世界では一年の始まりは冬至なので、
冬至の日に「年筮 ねんぜい」と言って今後一年の運勢を占います。
いろいろなやり方があると思いますが、
私はまず全体運を出してから、「分占」と言って健康や仕事など、知りたい事柄について個別に卦を立てます。


自分の今年の全体運は、「火風鼎かふうてい」の上九という卦でした。

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横線のうち、上の3段が「火」、下の3段が「風」を意味しています。
長い線が「陽」、短い線2本が「陰」を表すので、
上の卦の場合、下から「陰陽陽陽陰陽」となります。
上九というのは「一番上の陽」のことです。
易経の「卦」は韓国の国旗にも4つ描かれていますね。

火風鼎上九、敢えて単純に良し悪しだけで言うと、良い卦だと思います。
美味しい料理が出来上がって、さあこれから食べよう、というタイミングです。
これまでに、メニューを決めてスーパーに行って材料を吟味して買ってきて、
野菜を切るなど下準備をして、コトコトと煮込んで味を見て…
長い時間をかけてやっと出来上がった熱々のお料理が目の前にあります。
幸せです。
でも、ちゃんと口に入れて味わうまでは気を抜いてはいけません。
熱いのに急いで食べたら火傷をするかもしれないし、
周りの状況によってもまだ何が起きるかわかりません。
カラスにひょいっと奪われるとか。(笑
そんな感じの意味です。
説明が食べ物に例えられているのは、「火風鼎」という卦が、
かまどにに新鮮な風が吹き込んで火が勢いよく燃えていて
その上でお料理の入ったお鍋が美味しそうに湯気を立てている、
という様子を表しているからです。
卦によって、狐や水鳥、人体や植物の芽などいろいろなものに例えられています。


易というと易者さんのイメージが強いですが、
元になっている「易経」は「四書五経」のうちの一つで、
中国神話に出てくる「伏羲 ふぎ」という神様(または帝王)が著したものに孔子が注釈をつけた
哲学書です。
孔子は晩年になって易の研究に没頭するのですが、
そのお陰で今日まで残っているのですね。
孔子の後にも多くの学者たちが研究していて、全資料は膨大な量になります^^;

「易経」の英訳が「The Book of Changes」であるように、
易経は「変化の書」です。
森羅万象が絶えず変化していく、その理を説いたものです。
占いでは、その中で当事者がどのように処すればよいのかを探っていきます。

易にはもう一つ、「中庸」を最も良しとする考え方があります。
良いことも悪いことも、どちらにも、偏り過ぎてしまうと害が生じるのですね。
特に、順調に波に乗っている時こそ慎重であるように諭します。
おみくじを引く時に、大吉が出るとその先は下るだけだと言ったり、
逆に凶が出たら、現在はどん底でもこれから浮上し始めるので良い兆しだ、
と言ったりすることがありますが、これとよく似ています。
それ自体が易の思想から来ているのかもしれませんね。


分占を10個くらいしてみましたが、意外な卦もあり、やっぱりと思う卦もあり、
緊張する卦もあり、ホッと胸をなでおろす卦もあり…。
冷静に見ると、どれも現状と方向性について納得のいく結果でした。
占う時に心を鎮めることで、潜在意識にあるのものが卦という形を借りて現れるのかもしれません。
そう考えると座禅や瞑想とも似ているし、自己との対話とも言えますね。
出た卦の内容に従って今後の心構えを整理していくことになりますが、
映画の予告編を見た時の期待感にちょっと似た気分です。

「一陽来復」という言葉には、冬至を境に日が長くなっていくという意味もあるので、
今日は一陽来復の日です。
この言葉は易経に由来します。
新暦や旧暦のお正月、そして立春と春分も大切な節目なのですが、
その中で一番最初に巡ってくる冬至でまず、新年を迎えました。
気持ちが引き締まります。


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Comment

年筮、読めなくて調べました(^^;)。ねんぜい、と読むんですねぇ。

るるるさんは易経のお勉強のために易占をなさっているんでしたか!

占う時に心を鎮める、というところでハッとしました。なかなか心を鎮める時間って無いですから。現代人には特に?

冬至は日本人の文化に深く入り込んでいる二十四節気だなぁ、と思うのは、ブログでもツイッターでもみなさん「ユズ湯」だの「南瓜」だの言ってらっしゃるから(^^)。

面白いなぁ(^^)。
ハーちゃんさま^^

すみません~、文中にフリガナ振りました。
最初は経典そのものに興味があったんですけど、
実践してみないと分からないことも多いし、やってみた方が楽しいです(笑

心を鎮める時間、なかなかないですよね。
誰もが忙しいから、それが当たり前になっている気もします。
一番馴染みがあるのは冬至かもしれませんね。柚子湯などのイベントがあるし♪
寒い季節ですけど明るくて楽しい感じがしますね(*^^*)
  • 2016/12/22
  • るるる
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