ラルウ(シチュー)とロッソ(里芋コロッケ) / 「バルサの食卓」より

「ラルウ」はカンバル語、ロタ語では「ラル」と言います。
羊の乳で、肉をとろとろになるまで煮込んだシチュー。
マイという香りのいいキノコが入っていて、羊の臭みを消してくれます。

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チーム北海道さんが考案したレシピでは、
ラム肉、玉ねぎ、じゃがいも、にんじん、ミックスビーンズ、きのこを使います。
にんにく、生クリーム、羊のチーズ、ガラムマサラ、バターが入り、
凍えた体を芯から温めてくれるシチューになっています。
原作者の上橋菜緒子さんもおっしゃっているように、ガラムマサラが大正解です^^

今回はラム肉の塊りではなく、切り落としを、
ミックスビーンズの代わりにうずら豆とレンズ豆、
そして羊のチーズの代わりに「ミセラ mycella」というデンマークのブルーチーズを使いました。
牛のチーズですが、ラムともよく合います。
ミセラ美味しいんですよ~♪
レシピどおり羊のチーズを使うなら、ロックフォールがありますね。
ブルーチーズである必要はないのですけど、味に深みが出て美味しいのでお勧めです。

原作「神の守り人」では、
隊商の護衛をしながらジタン祭儀場に向かっている途中、
吹雪をやり過ごすために助けを求めた牧夫の家で、ラルウが出されていました。
その後アスラは、シハナに食事を出してもらった時にもラルを食べていますね。




ロッソはバルサの故郷、カンバルの料理です。
ガシャ(芋)をすりおろして、薄く伸ばした生地にラ(ヤギ乳のバター)をたっぷり練り込んで、
その中にさまざまな具を入れて揚げたもの。
上橋さんは、山岳地帯のカンバルでは小麦があまり穫れないため
芋類をたくさん食べただろうと考えられたようです。
ロッソと一緒に、キヌアとジャガイモ、ゆで卵のサラダも作りました。
芋芋しいわ。(笑
実のところは、芽を吹き始めたジャガイモを急いで消費するためです^^;
キヌアも、アンデスの高原地帯のもので栄養価も高く、
カンバルの料理に使われていてもいいな~と思っています。

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本のレシピでは、里芋、小麦粉、バターのコロッケの中に
挽肉と玉ねぎを炒めた具を入れて揚げます。
とろけるチーズやドライフルーツを入れても美味しいと書かれていますね。
パン粉はつけませんが、丸く形を整える時に手に小麦粉をつけるので、
薄く衣をまとう感じになって、揚げた時にカリッとした食感を作ってくれます。


これまでも、一口サイズの里芋のコロッケはよく作っていました。
マッシュしたジャガイモの中に、火を通した角切りのサトイモやサツマイモを混ぜたりもします。
でも里芋だけの、こんなに大きなコロッケはロッソが初めてです^^
小麦粉を混ぜるので、里芋のみよりもっちりした食感になります。
レシピどおりの挽肉を詰めたものと、
チーズとクランベリーを詰めたものを作ってみました。
他の食材も試してみると楽しそうです。
カカオ含有量の多いチョコレートを入れても美味しそうな気がしています。

バルサは、甘いユッカの果実入りのロッソと、
ラガ(チーズ)と挽肉入りのロッソ、
そしてラカール(乳酒)を買って食べていますね。
カンバルが舞台の「闇の守り人」はシーズン3で登場するそうです。
ロッソ登場するかな~。



食べるシーンはいいですね。
少しだけ周囲への警戒を解いて、お腹を満たす幸せを感じている姿や、
食べて力をつけて、怪我から回復していく姿を見るとホッとします。

物語の設定、登場人物も含めて、
自分が小説から思い描いた人たちとピッタリな部分とそうでない部分があって、
最初の頃はちょっぴり違和感を感じてしまうことがありました。
今ではドラマの世界にもどっぷりと浸って楽しく見ています。
原作と比べることで、ドラマ化するにあたっての工夫、そして苦労も感じられます。
物語を再構成する作業も楽しいものなんでしょうね。

ロタ国王の弟イーハン役のディーン・フジオカさんがカッコいいです♪
原作でのイーハンは36歳。ディーンさんと同い年なんですね!
上橋さんの描いたイーハンは、恐らくは長身。
鞭のようにしなやかな身体つき、頬骨が高く、短く刈った黒髪に濃いひげという容貌で、
顔の作りはきついけれど、明るい目の光が柔らかい印象を与える。
小説のイーハンが更にカッコよくなって登場した感じがします^^


「高良健吾が鈴木亮平をつるし、板垣瑞生を誘惑する」
これウケました~。(笑
俳優さんを意識して見るのも楽しいですね。
お三方が演じるラウルもヒュウゴもチャグムも、文句なしに素晴らしいです。
惚れ惚れします^^

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