ひな人形を飾る日としまう日。

折り紙で作った、お雛さまとお内裏さまです。
来年は、屏風を設えて差し上げましょう^^

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先日、何となしに見ていたテレビから、
「ひな人形は『雨水』に出すと良縁に恵まれる」
と聞こえてきました。

初めて聞きました^^;
自分が子供だった頃に聞いたことがないので、
もしかしたらある地方で言われていたものが全国に広まったのでしょうか。
そういうことはよくありますね。
「春一番」も、元々は壱岐の漁師さんたちの間で使われていた言葉でした。
お雛さまを出す日としては他にも、立春や大安もありました。


雨水の話、気になります。
いつから言われているのことなのか
どこで発生した話なのか調べてみましたが…
答えは見つかりませんでした。

由来を日本神話に求めて、ミズハメノカミ(弥都波能売神、罔象女神)という
水の神様の一人を挙げている記事をいくつか見つけました。
ミズハメノカミは後々、商売繁盛、子宝、安産の神様にもなったようです。

二十四節気は6世紀(日本書紀では544年)に日本に入ってきています。
初めて日本に中国の暦がもたらされたのですが、
その「元嘉暦」に二十四節気も含まれていました。
「雨水」と日本の水の神様が結びつくというのは、ちょっとロマンチックな雰囲気もありますね^^

3月の節句に人形が登場したのは天正年間と言われているので、
それ以降のある時点で、ひな祭りと結びついたことになります。

お雛さまを片付けるのには「啓蟄」が良いという記事もあったのですが、
それとセットで考えるなら、「雨水」は新暦になってから言われ始めた、ということになりますね。
啓蟄は、今年のカレンダーでは3月5日から19日までなので、
旧暦の3月3日より前になってしまいます。
ひょっとしたら、割と最近になって言われ始めたのかもしれません。


結局はっきり分からないままですが、
日差しが力強くなってきて、雪が雨に変わる「雨水」とお雛さま、いいと思います^^
水は、生命を育むのに必要不可欠なものであるし、
そういえば易経でも雨は「吉」のものです。
天の気と地の気が交わって相通じ合った時に雨が降るとされています。
「地天泰」は希望が通る、安泰の卦です。

もちろん立春や大安もいいですね。
新年早々に飾る地方もあるそうです。
しまう日は、お人形のためにはカラッと晴れた日が一番いいですね。



お花とお鼻。(笑
少しずつ、これらのお花の季節に近づいていきます。

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節分も少しずつ変化して。

恵方巻をおすそ分けで頂くことが多くなり、
ここ数年は毎年恵方巻を食べて節分を過ごしています。
でも黙って食べるというのはしていません。
方角もあまり気にせず、適当に切り分けて美味しく頂きながら
ゆる~く付き合っています^^

コンちるも恵方巻を楽しんでいます(笑
雑穀米と犬用のジャーキーでのり巻きを作りました。
ぱくぱく♪

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今年の恵方は「北北西よりやや北」
最近はただの「北北西」ではなく、もっと詳しく言うようになったようですね。

恵方というのは陰陽道の思想から来ていて
その年の歳徳神、年神さまがいらっしゃる方角のことです。


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東洋の方位です。
中央に一番近い8つの方角(乾兌離震巽坎艮坤)は易経の八卦を方角に当てはめたもの。
その外側では十二支で12方位を示しています。
一番外側は八卦のうちの4つと十干のうちの8つ、そして十二支を使って方角を24に分けています。
今年は丁酉年(ひのととり)ですが、丁の年に神さまがいらっしゃる方角が24方位での「壬」。
真北を0°とした時に北北西は337.5°
「壬」は345°なので、その差を「微北、やや北より」と言っています。
現代の日常で使う方位は4方位、8方位、16方位、一番細かくて32方位。
そのため東洋の12方位、24方位とは一致しない部分があります。
ここまでしっかり方角を確認して恵方巻を食べたら福がやってくるでしょうか^^

因みに、鬼は鬼門である「北東」からやって来るとされます。
北東は12方位で「丑寅」の方角。
なので鬼は、牛の角を生やして虎のパンツをはいているんですね。
ヒョウ柄ではありません(笑

陰陽道は、中国で発生した道教の一部が日本に流入して、
そこから日本独自の発展をしていったものです。
中国でも季節の分かれ目に入って来やすい邪気を警戒する考えは古くからはありましたが、
節分の行事はありません。
日本では平安時代に行われていた「追儺(ついな、おにやらい)」という行事の中で
方相氏(ほうそうし)と呼ばれる大舎人が四つ目の面をかぶって
鉾と楯を持って鬼を払っていたのですが、
9世紀になると、なんとその方相氏が鬼として追い払われるようになったそうです。
方相氏が葬送儀礼にも携わる立場だったため、触穢信仰の高まりから追われる立場に変わった
という説があるようですが、方相氏がちょっと気の毒な気もします。
見た目にも、大声を発して鬼を払う姿が鬼と同じくらい怖かったのかもしれませんね^^;


3年前、豆まきをする家庭より恵方巻を食べる家庭の方が多くなったとニュースになりました。
今では2月以外の節分でも恵方巻が見られるようになりました。
年に4回ある節分のうち、立春の前日だけ際立って注目されるようになったのは
室町時代と言われています。
もしかしたら今後、恵方巻がきっかけとなって
他の節分ももっと人々の意識に上るようになるのかもしれませんね。
恵方巻自体も、金箔の恵方巻やロールケーキなどスイーツの恵方巻、パンの恵方巻まで登場して
更なる盛り上がりを見せています。
今年はコンビニの恵方巻販売のノルマが問題になっていますね。
電通の件といい、ピラミッド型社会には辛いことがたくさん…。

ちょっと押され気味の豆まきの風習も続いていって欲しいです。
節分に豆まきをするのは日本だけですが、
大きな音が邪気を払うという考え方は中国から伝わったようです。
中国の春節での爆竹も同じく、邪気を払うことから来ています。
全国のワタナベさんは豆まきする必要がない、というのも面白いですよね。


明日は立春。
日がどんどん長くなっていて、寒い日が続いていても気分は明るいです。
今は日の出時刻より日の入り時刻の変化量が大きくて、どんどん日暮れが遅くなっています。


鱖魚群 さけのうおむらがる。

第六十三候、鮭が群がり川を上るころ。大雪の末候です。


実際はもっと早い時期から遡上し始めるな~と思って調べてみると、
鮭ではなく他の魚だとする説もあるようです。

中国には鱖魚(けつぎょ)という魚がいるので
その魚のことかな、とも思ったのですが違うようです。
七十二候には日本の気候や文化に合わせて変えられている候があるのですが、
この候はまさに日本独自の候で、中国では「茘挺出(大韮が芽を出し始める)」でした。
ということは、日本にいる魚の様子を描いたものということなのですが…鮭なんでしょうか。
それとも、今頃遡上を始める別の魚なんでしょうか。
はたまた、気温や海流などの変化によって昔とは鮭の遡上時期が変わってしまったのでしょうか。
謎ですね^^;


初雪です!
朝から、ひとひらが3cmもあるような牡丹雪が降りしきり、世界が真っ白になりました。
平地ではかなり水っぽい雪なので、すぐに解けると思います。
スキー場関係者のみなさん、良かったですね~。
雪は大変なことも多いですが、やっぱり降るべき時には降らなくてはいけません。




みかんを頂きました。
知人がオーナーになっている木が豊作だったそうです。
北国にいると枝付きのみかんなんてそうそう見ないので、すごく貴重な感じがします^^



みかんの消費量は年々落ちているそうですよね。
今は冬でも様々な果物が手に入るし、果物以外に美味しいお菓子も山のようにあるのでそちらに目が行く、
ということなんでしょうね。
戦後は学校で「今日はみかんをいくつ食べた」と他愛のない自慢をし合っていたという話を
聞いたことがあります。
みかんをたくさん食べる幸せが子供の目線での復興だったかもしれないですね。
雪の日に、太陽のようなみかんを剥いて食べる幸せ。
しっかり味わいたいと思います^^


閉塞成冬 そらさむくふゆとなる。

第六十一候、重い雪雲が空を覆うころ。

中国の宣明暦では「鶡鳥不鳴、やまどりが鳴かなくなる」


この週末と先々週の大荒れのお天気とは打って変わって、暖かくて平和な一日でした。
長期予報によると、今年は暖冬かもしれないそうですね。
温暖化と、エル・ニーニョ現象。
今年のエル・ニーニョ現象は観測史上3番目に海水温が高いそうです。
これも異常気象の影響かもしれませんね。

そもそもエル・ニーニョというのは英語にすると The boy、神の子イエス・キリストを意味します。
ペルー沖の海水温が高いと沿岸地域でトウモロコシが豊作になるんですね。
そして滅多に獲れないカジキも豊漁になるということで、地元の人々は神の祝福だと考えたわけです。
温暖化の影響でただ単に喜ばしいだけではなくなってしまった現状をイエス様はどう思っているでしょう。

暖冬といっても油断できません。
東日本で大雪になる可能性が高いということなので心配です…。



二十四節気では「大雪」です。
「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」 (暦便覧


ちょうど1年前の今日は雪に埋もれていました。

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12月に入った途端に大雪に見舞われて辺り一面真っ白でしたね~。
雪の下の紫陽花の葉がまだ青いです。




先月2週間ほど、リリカちゃんという可愛い名前の薬を睡眠前に飲んでいました。
主に帯状疱疹の治療に使う薬だそうです。
副作用として、慣れるまでの3日間ほどはお昼くらいまで目まいに襲われると聞いていました。
それが普通の目まいとは少し違った感じで…頭部の重さが10倍くらいになった感じ?宇宙遊泳?
じっとしているとフワフワと浮き上がりそうな感覚があるだけなのですが、
頭が少しでも動くといきなり地球が反転して転びそうになるんですね。壁を伝わないと歩けません^^;
目まいが収まった後も頭が覚醒しなくて、仕事も家事も勉強も停滞しました。(泣
今はもう飲んでいませんが、まだ影響が残っているのか生活のリズムがおかしいんです。
やっとなんとか5時半に起きられるようになってきたので、もう一息です~。


橘始黄 たちばなはじめてきばむ。 

第六十候、小雪の末候です。橘の実が黄色く色づくころ。

Wikipediaでは「葉が黄葉する」となっているんですよね。
ミカンは常緑照葉樹、あまり黄葉するイメージはないので恐らく実のことではないかと思うのですが…
北国にはタチバナがないので直接確かめられません~。

明日までです^^;
7日にはもう次の節気、大雪です。


一つ前の候は「朔風払葉 きたかぜこのはをはらう」でした。
「朔」は陰暦の月の第一日のことですが、方角としては北の意味になります。
十二支の第一番目の「子」が北を指すことから朔(はじめ)を北とした、ということです。

雪起こしの雷が鳴り始めています。雪を呼ぶ雷です。
先月26日が最初の雷。この日の強風でイチョウもサクラもみんな丸坊主になりました。
そして昨日は明け方から雷がガンガンと鳴り始め、丸一日止むことがありませんでした。
毎年この頃の雷は強烈ですが、昨日は特に大盤振舞でしたね^^;
風もものすごくて、空では分厚くて真っ黒な雲が後から来る雲に押されるように流されていき…
でも雪はまだです。
上空では雪と霰の姿でも、地上付近に下りてくると溶けてみぞれになってしまいます。
今年の初雪はいつでしょうかね~。

今日も一日荒れたお天気でしたが、夕方にほんの少しのあいだ分厚い雲が切れ、虹が2度も現れました!
虹蔵不見を過ぎてから虹に出会えるなんて。
これで今年は7回、虹を見たことになります♪






しばらく前のコスモス。今日見に行ったらすでになくなっていました。
種は出来ているのかな~。
お花は蕾や咲き始め、そして散ったり枯れてしまった姿も好きでよく撮るのですが、
これまで咲き終わった後の姿はあまりここには出してこなかったですね。


花瓶のお花も、普通は萎れたり枯れたりしたらすぐに捨ててしまうものなんでしょうけど
しばらくそのまま置いておくことがあります。
腐らないものに限ります。
花びらが次第に透き通っていって脈が浮いてくる様子、
花びらが落ちる時の微かな音、
水分が抜けて少しずつ縮れて小さくなっていったり
色が次第に褪せていくのが何だか土に還りたがっているようだったりもして、
そんな姿を見届けるのが好きです。


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虹蔵不見 にじかくれてみえず。

第五十八候、虹を見かけなくなるころ。


今年は何度虹を見たか…数えてみたら5回見ていました^^
9月に見た虹はとっても色が鮮やかで、ほんとうに上を歩けるんじゃないかと思えるほどでした。
8月の虹は早朝、狐の嫁入りで、虹と一緒に雨粒も一つ一つが虹色に染まりながら落ちて来て、
まるで天国にいるかのような幻想的な光景でした。
今年は虹とご縁が深かったような気がします^^
9月に見たのが最後。
北の地方は秋が深まるのが早いので、虹が出なくなるのも早いかもしれませんね~。

夜には月がずいぶん高く昇るようになりました。
太陽は夏に南中高度が高くなりますが、月は逆に冬に高く昇るようになります。
26日が満月です。


『花燃ゆ』に上州の船津伝次平が登場していました。
農業の近代化へ大きく貢献した人の一人です。
江戸時代までは作物が不作の時にはひたすら神様に祈るだけでしたが
船津伝次平はそんなことではダメだと言い、実験と研究を重ねていきます。
ドラマの中では石垣の蓄熱効果を利用したり、赤城山の植林事業などのエピソードが出てきましたね。
そして明治6年に『太陽暦耕作一覧』を作っています。

明治5年の改暦の布告は本当に突然で、日本中が大混乱でした。こちらにちょっと書きました。
農民も、使い慣れた暦が発行されなくなって、春からの作業は一体どうなるんだと
不安な冬を過ごしたことでしょう。
改暦弁を書いた諭吉さんも、この伝次平さんも行動が早い。素晴らしいです。





西から打ち寄せてくる雲の波とジョガーのみなさん。

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今日は小雪。「冷ゆるが故に雨も雪と也てくだるが故也」。
明日からぐんと寒くなります。


金盞香 きんせんかさく。

第五十七候、立冬の末候です。水仙が咲く頃。


七十二候を初めて知った頃は、あのオレンジや黄色の金盞花のことだと思っていました。
水仙のことなんですよね。

好きな花は?と聞かれて「キンセンカ」と答える人ってどれくらいいるんだろう…と、ふと考えました。
仏花のイメージが強いでしょうかね。
古くから薬効があることが分かっていて、ヨーロッパではハーブとして珍重されてきました。
エッセンシャルオイルはカレンデュラと呼ばれていますね。
カレンダーの語源となったラテン語「カレンダエ(朔日)」から来ていて、
毎月同じように咲いているほど花期が長いからということのようです。
鮮やかな色の花びらがお料理を飾っていることもありますよね^^

七十二候は名前の読み方がさまざまあるのですが、この候は「きんせんこうばし」と
読んだ方が誤解が少ないような気もします^^;
「金盞」「金盞銀台」は水仙の別名です。

水仙…どこかで咲き始めているでしょうかね~。
強い香りがしますが、その姿と同じく清楚な香りですよね。
個人的に、倍音の少ないフルートみたいな印象です^^





お散歩ルートに無造作に咲くコスモス。去年もここで撮りましたっけ…。
大きな公園などできちんと管理されて堂々と咲いているのも素晴らしいのですが、
どちらかというと道端でひっそり咲いているようなお花が好きです。
最近はもう、日が落ちると途端に冷えます。
蕾がまだたくさんついていたのですが咲ききってくれるかどうか…。

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13日は「地始凍(ちはじめてこおる)」でした。
桜の紅葉もそろそろ終わりです。
今はまだ落ち葉が太陽の熱を集めてくれているような気がしますが、
土に手を触れるとやっぱりもう夏の頃の熱さはなくて、ほんとうにもうすぐ凍るんだな…と感じます。

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山茶始開 つばきさきはじめる。

第五十五候、山茶花が咲き始めるころ。


山茶(さんさ)というのは椿の漢名ですが、「つばき」と読んでいてもここでは山茶花を意味します。
似ている花は混同されたり、区別しないこともありますよね。

椿というと、首からぽとりと落ちる潔さが武士の世に好まれましたが、
山茶花はどうかというと…あまり注目されてこなかったようなんですよね^^;

万葉集にも椿の歌が9首あるのに対して、山茶花を歌ったものはありません。
古今にもないような気がしますがどうでしょう。
日本原産なのに。(泣
調べてみると、日本が原産とはいえ古い時代には主に九州・四国南西部などに分布していた気配があります。
そうすると都の人々にはあまり馴染みがなかったかもしれませんよね。
他の歌集にはあるんでしょうか。
全く歌に詠まれなかった…とは思いたくない気持ちがあります^^;

昔は今よりもっと質素な花だったらしく、江戸中期になって品種改良が始まったようです。

一枚一枚花びらを落として地面を染めていく山茶花もいいですよね。優しく包み込んでくれる感じ。
さっきまでタロットの本を読んでいたせいか、
椿は女教皇と、山茶花は女帝とイメージが重なって見えてきました。(笑







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こちらは第五十四候、楓蔦黄(もみじつたきばむ)。
ナツヅタがきれいだったので、お皿に敷いてみました。
サブレは自作だったらよいのですが…こんなに可愛いのは作ったことがありません^^;

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とうとう立冬なんですよね。
「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」(暦便覧より
そろそろ冬の気配がし始めるということで、実際はまだ晩秋という感じです。
「天地の気が完全に塞がる」という大雪の頃になると本格的な冬なんでしょうね。