今年も梅仕事。

先月、
ええっ、もう夏至?
と驚いたのとほぼ同時に、梅のことも忘れていたことを思い出しました。
いえ、正確に言えば頭の隅にはあったのですが、
なんかこう、ぼ~っと霧の向こうから微かに梅が呼んでいるのが聞こえるというか…。
脳大丈夫かなぁ…と不安を覚えるこの頃です。(泣

はたと正気に戻り、急いで買い求めてきた、地元産の梅。
今年は県内では不作だという話も聞きましたが、なるほど少し小ぶりです。
でも種が小さい品種なので、それなりに肉厚なんですよね^^

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背後のキャベツは何と、2.5kgを超えていました。
全部一気にコッチョリ 겉절이(浅漬けキムチ)にしました^^


今年は梅酒は作らないことにしたので、梅干しだけかな…と思っていたら
梅味噌をすっかり忘れていました。
去年作りそびれて、よし来年はちゃんと作ろう!
と思っていたのに、今年もボケボケです^^;

また梅を買いに走ろうと思っていたところに、救いの神が♪
今までも何度か登場している野生児梅を、今年も分けて頂けることになりました^^
何も手入れをしていないのに、毎年たくさん実をつけるそうです。


写真の、小さいものが野生児くん。
直径1.5~2cmくらいです。
たくさん手をかけてもらってポテンシャルを最大限に引き出してもらっている梅も素晴らしいですが、
おひさまと大地と、己の力だけでたくましく生きている野生児くんが好きです。
色のグラデーションが綺麗で、うっとり見惚れてしまいます。

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大きな梅は、近所の神社で頂いてきたものです。
毎年大きな実をつける木ですが、今年は特大!
直径4cmを超えています。
もしかして…スモモ?
いえいえ、梅ですね。3月にはちゃんと梅の花が咲いていました。(笑

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野生児くんは5kgほど頂きましたが、半分はおすそ分けしました。
1.5kgで梅味噌を仕込み、残りは塩漬けです。





街中、どこを見ても紫陽花がきれいです。

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被災地での一日も早い復旧を祈ります。
自然災害の中の「人災」の部分を減らせるように、日々環境に配慮しながら暮らしています。


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물김치 白菜と二十日大根の水キムチ。

今年初の水キムチは、白菜と二十日大根です^^

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この時期に育つ白菜は、玉になりません。
気温が15~17度の時に葉が巻くので、今は暖か過ぎるということですね。

そして、韓国では二十日大根は一般的な野菜ではない…
と聞いたのですが、調べてみたら、英語名「래디쉬」で出回っていますね^^


白菜ですが、今回の水キムチには緑色の部分を使ってみます。
白い根元の部分は、お味噌汁の具と、クリーム煮にします。
キムチに使った量は、
白菜 1kg
二十日大根 200g
作ってから1か月くらい持つので、一度にこれくらい作ってしまいますが、
1か月経つ前になくなります。(笑
韓国では、これくらいの量は少ない方でしょうね^^




これは、去年作った水キムチ。
材料は、
大根、きゅうり、にんじん、りんご、お米のとぎ汁、唐辛子、にんにく、しょうが、塩。

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そして、これが今回の水キムチです。
白菜、二十日大根、すいか、上新粉(とぎ汁の代わり)、以下同じ。

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漬け汁 국물 にほんのり色がついています。
今回は作り方を少し変えてみたのです。

漬け汁を作る時に、丸のままの赤唐辛子を使うのではなく、
粉唐辛子と刻んだにんにくをお茶用パックに入れて使いました。

水、上新粉、塩を鍋に入れ、上新粉をよく溶いてひと煮立ちさせます。
冷めたら、唐辛子とにんにくのパックを入れ、しばらく置いておきます。
引き上げた唐辛子とにんにくは、スープや炒めものに使います。
捨てませんよ~。(笑

もちろん、粉唐辛子をそのまま入れても良いのです。
今回は、漬け汁が濁らないようにしたかったので、こんなふうにしてみました。



水キムチを作り始めた頃は、発酵せずに腐るのではないかと心配しましたが、
何度か作っているうちに、意外に大丈夫なことが分かって安心しました。
とは言え、容器の殺菌はしておくのが無難ですね。

これまで使ってみた野菜は、
大根、きゅうり、白菜、キャベツ、小松菜など。
今年は他の野菜も使ってみたいと思います^^



ハートです♪

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くるみとオートミールのクイックブレッド、豆腐とホワイトチョコのブラウニー。

「ホーローバットで作る体に優しいお菓子」より。

気に入ったレシピは、何度も作って自宅で食べたり手土産にしたりしていますが、
まだ作っていないレシピを試してみるのは久しぶりです。


千葉奈津絵さんの「くるみとオートミールのクイックブレッド」です。

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「オートミール入りでざくざくっとした食感の、シナモンが香るアメリカンなケーキです。
水きりヨーグルトを添えて、朝食にもどうぞ。」
と紹介されています。

シナモンの香りがいいですね~。
今回は細かなフレーク状になった「クイックオーツ」を使ったので、
本の写真とはちょっと感じが違いますね。
こちらが本に載っているもの。

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クイックオーツだと、食感もそれほどザクザクする感じではなく、
むしろふんわりした生地の中のクルミの食感が際立ちました。
大好きなクルミが100gも入ります♪
レシピでは無塩バターを使っていますが、有塩バターでも美味しくできると思います。

焼きたてのアツアツが美味しい
と書かれていたので、焼きたてを一人で頬張りました。
お皿も用意せず、立ち食い~。(笑
幸せです♪



オートミールの種類についてちょっと書きますね。

日本で手に入りやすいものは、3種類。
「ロールドオーツ」「クイックオーツ」「インスタントオーツ」です。

「ロールドオーツ」は、このケーキのレシピで使われているものです。
燕麦の粒を蒸してローラーで潰したものを乾燥させて作ります。
粒のままの麦より火が通りやすいとは言え、
お粥にしようと思うと、それなりに調理時間がかかります。

「クイックオーツ」は、ロールドオーツを細かく砕いてあります。
細かい分、調理時間は短縮されます。

「インスタントオーツ」は、見た目はクイックオーツと同じ感じですが、
一度調理してから乾燥させているので、熱いお湯や牛乳を注ぐだけですぐにお粥状になります。
大袋もありますが、一食分ずつのパッケージになっているものをよく見かけますね。
ドライフルーツが入っていたり、ココア味、シナモン味など、いろいろな種類があります。

その他には、
ホールオーツ(粒のままのもの)
スティールカット(粒を割ったもの)
オーツブラン(ふすま)
があります。


お菓子作りでも、作るものによって使い分けると良さそうですね。
このクイックブレッドの場合は、大粒の「ロールドオーツ」の方が
見た目も食感も楽しいかもしれません。
もしトッピングのオーツが固いなと思われたら、クイックオーツで作ってみましょう。

一方、フラップジャックを焼く時は「クイックオーツ」をお勧めします。
この本のフラップジャックのレシピには特に説明がありませんが、
写真を見ると、クイックオーツかインスタントオーツを使っているようですね。
ロールドオーツは粒が大きすぎて固まりにくく、ぼろぼろ崩れるかもしれません。
固まらなくても美味しいことに変わりはありませんけど。(笑


使い分け、と言っておきながら、私は数年前から専らクイックオーツ派で、
今手元にあるのは、カナダ産の保存料無添加のものです。

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中川たまさんの「豆腐とホワイトチョコのブラウニー」も焼きました^^

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絹ごし豆腐とホワイトチョコが入って、とっても優しい味です。
バターも植物油も使わないのに、しっとりまとまっているのはホワイトチョコの力ですね。
アーモンドパウダーも少し入っています。
レシピではトッピングにラズベリーとくるみを使っていますが、
冷凍ブルーベリーやアーモンドでも良いと書かれているので、
今回はブルーベリーで。


ホワイトチョコを使うブラウニーは、高吉洋江さんの「きなこのホワイトブラウニー」も載っていて、
こちらは2年前に作っています。
その時に、こちらのブラウニーもすぐに焼いてみようと思っていましたが、
タイミングを逃したりして、あっという間に月日が経ってしまいました。


紅茶に、ニホンハッカとレモンバームを足して淹れてみます。
さっきつまみ食いした上にこの2切れを食べたら、明らかにカロリーオーバーです^^;

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いくつレシピが載っているんだったかな~と数えてみると、48。
というか、表紙に書いてありましたね^^;
これまでに作ってみたレシピは32…かな。
まだまだ新しい味との出会いは続きます♪


미나리 겉절이 セリのコッチョリ。

友人からセリをどっさり頂きました。

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無農薬で野菜を作っている友人なので、これも畑のものかと思いきや、
山裾のせせらぎに沿って自生しているところを知っていて、
そこでたくさん摘んで来たそうです。

重さを量ってみたら、1kgもありました。
ありがたいです♪



早速、コッチョリ 겉절이 を作りました。
和えたてなので、まだ葉がしっかりしていますね。

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よく洗って、4cm程度にざくざく切っていくと、セリの香りがふわ~っと立ち昇ります。
うっとりして思わず深呼吸~~~~。
こんな至福の瞬間は、料理する人の特権ですね^^


今回のヤンニョムは、セリ200gに対して

唐辛子粉 大さじ1
砂糖   小さじ1
しょうゆ 大さじ2
にんにく 1かけ
ごま油  大さじ1

くらいです。


今回はセリ600gくらいで作り置きするので、酢は入れませんでした。
青物は酢を入れると色が悪くなってしまいますよね。
すぐに食べきってしまう時は酢を入れます。
砂糖は、一般的なレシピより控えめです。



セリの炒飯 미나리 볶음밥 とスープも作りました。

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볶음밥 の材料は、
セリ、卵、自家製ベーコン、パプリカ、ごま。
隠し味に梅干しを叩いて混ぜました。


卵とじも作ったよ~と友人に話したら、
ええ~、日本ではセリを卵とじにするの?
と驚かれました。
韓国にはない食べ方でしょうか^^

ナムルにする時は、唐辛子粉よりもコチュジャンを使う方が美味しいと教えてもらいました。
すでに全部使ってしまった後だったので…次回作ってみようと思います。


そうそう、
以前コッチョリを作った時には「キムチ」と書いていました。
その時はまだ「コッチョリ」という名前を知らなかったのです。
日本で言う、浅漬けですよね。

以前この友人に「各務原キムチ(白菜キムチ)」を漬けているという話をしたら、
そんな手のかかる作り方をしなくても、1年中いつでももっと簡単に作れるから、
と言って教えてくれたものがありました。

後日、あれはコッチョリと言うものだったらしいと知って聞いてみると、
あ、そうそう、コッチョリだね~
名前なんてどうでもいいじゃん、と。(笑

彼女は時々、お手製の韓国の味をおすそ分けしてくれるのですが、
私がレシピを知りたいと言うと、材料と、大まかな作り方を教えてくれます。
分量は?
と聞くと、
そんなの食べれば大体分かるでしょ
と言われます^^;
作り慣れている人は、いちいち分量を量ったりしないですもんね。
こういうやり取りをしているうちに、少しずつパンマルにも慣れてきました。


ミナリ 미나리 と聞くと、
「テレビでハングル講座」の中でFTISLANDのミンファンさんがホンギさんに
ミナリ~♪
と呼ばれていたのを思い出します^^


재래기 チェレギ。

ワカメを買ったら「チョレギサラダドレッシング」が付いていました。

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何となく聞いたことがあるような、ないような…と思って調べてみたら、
もう15年以上も前からあるドレッシングなんですね^^;
私、既製品のドレッシングを買うことがなく、
スーパーに買い物に行ってもドレッシングコーナーは滅多に見ません。
名前を覚えることもなく…。
でも通り過ぎるたびに、ドレッシング類の多さには圧倒されています。

この「チョレギ」が何なのか気になりました。
ずいぶん前からあるものなので、
ネット上にいろいろ説明があるだろうと思って検索してみると…

一番古そうな情報が、八田靖史さんのブログの2000年2月の記事です。
エバラから「韓国風チョレギサラダの素」というドレッシングが発売されたんですね。
あ、これは現在の商品名ですが、発売当初から変わりないでしょうか、どうでしょうか^^;
エバラ食品工業のホームページに
チョレギとは「ちぎった生野菜のサラダ」を意味すると書かれていたそうです。
そして記事によると、「チョレギ」は慶尚道地方の方言で「겉절이 コッチョリ(浅漬け)」のこと。
慶尚道にはネギのチョレギなどがあって、とても美味しいそうです。

八田さんのブログには2006年にも記事がありますが、
この頃になっても「チョレギ」に関する質問が多く寄せられていたようです。

現在では多くのメーカーから様々なチョレギサラダドレッシングが出ているので
知らない人はほとんどいないんでしょうね。


さて、慶尚道にゆかりのあるドレッシングだということは分かったのですが、
「チョレギ」をハングルでどう書くのかが分かりません^^;

更に検索すると、「かじりたてのハングル掲示板」に投稿を見つけました。
2007年です。
それによると、ネット上には「저레기」「제레기」「저래기」があって、
「저래기」のヒット数が一番多いということです。

それで「저래기」で検索してみたのですが、
グーグル先生に「もしかして재래기じゃないの~」と指摘されました。
確かに、「저래기」では出てきませんでしたが、
「재래기」ではサンチュなどの葉物野菜の和え物が出てきました~。

ということで…
紆余曲折があってのことかどうかは分かりませんが、
ひとまず現在は「재래기 チェレギ」が主流のようです。
元々は「절이기」という意味なんでしょうね。
でも、「상추겉절이 サンチュコッチョリ」という呼び名もあって、
상추겉절이の方がヒット数が多いので、きっとこちらの方が一般的ですね。

日本のチョレギサラダドレッシング、いろいろな商品を見てみると
共通している原材料は胡麻(ごま油)とニンニクでしょうか。
辛くはないんですね。
ワカメに付いていたドレッシングも辛くありませんでした。
一方「재래기」「상추겉절이」で画像検索すると、赤唐辛子が入っています。


サンチュやレタス、ネギ、ニラ、アサツキなどの葉物野菜を使う場合は
いわゆる「浅漬け」ではなく、食べる直前に和えてシャッキリした食感を楽しむのがポイント。

材料は、
しょうゆ、酢、粉唐辛子、ニンニク、砂糖、塩、ごま油、胡麻、梅エキス
という感じです。


葉玉ねぎで作ってみました。
作るといっても、野菜を切って和えるだけですね。(笑
こういう、素材の味がよく分かるシンプルなものが好きです。

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葉玉ねぎ350gに対して、

しょうゆ 大さじ2
玄米黒酢 大さじ2
粉唐辛子 大さじ2
ニンニク 2かけ
砂糖   小さじ1
塩    少々
ごま油  大さじ1
ごま   大さじ2

くらいで作りました。


チェレギや葉物のサラダのシャキシャキ感を長く保つためのコツをひとつ。
材料を全て混ぜ合わせたもので和えるのではなく、
まず胡麻油、オリーブオイルなどの油だけを野菜に回しかけて混ぜます。
そうやって野菜に油を着せてあげてから
残りのドレッシングの材料を混ぜたものを加えて和えると良いです^^


トッカルビ 떡갈비 その2。

「トッカルビその1」は、昨年の秋夕に合わせて作ったこちら。
コウケンテツさんのレシピで、辛い味の創作トッカルビですが、とても美味しかったです^^
ただ、本当はお肉を包丁でたたいて作るレシピだったのに、
勝手に挽肉を使ってしまったことで、コチュジャン味のハンバーグという感じになってしまいました^^;


今回は真面目に、お肉を叩いて作りました。
韓国でも、ひき肉を使ったトッカルビはあります。
でも今回作ってみて、やっぱりお肉を自分で叩いたほうが美味しいと思いましたね~。

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トッカルビは、あらかじめ骨から外して食べやすくする、という発想から誕生したもので、
本来は、叩いて柔らかくしたお肉をまた骨に巻き付けて焼きます。
1950年代以降、光州の松汀里や全羅南道の潭陽で生まれたお料理ということです。



今回使った材料(8個分)は、

牛肉    500g
玉ねぎ   1個  
舞茸    50g
にんにく  2かけ
生姜    1かけ
もち粉   大さじ3
しょうゆ  大さじ4
砂糖    大さじ3
お酒    大さじ2

そして、お餅を1個。
何も知らなかった頃に「떡갈비」と聞いてパッと思い浮かんだ印象が頭を離れません。
今でも「トッカルビ」と聞くと、ついつい「お餅+カルビ」を思い浮かべてしまうので、
遊び心で中に小さく切ったお餅を入れてみました。(笑

野菜類はみじん切りにして、全材料を混ぜて形を作って焼くだけです。
表面をカリッとさせたい時は、フライパンに油を多めに引くといいと思います。
今回は油は使いませんでした。

甘さは多分、普通のレシピより控えめだと思います。
舞茸は韓国にないそうなので、舞茸を入れるとちょこっと日本風なのかな。(笑
レシピを検索していた時に、
縦にスライスしたエリンギにお肉を巻きつけて焼いたものが美味しそうだったので、
その3はエリンギバージョンにしようと思っています。
エリンギがカルビの骨の代わりなんでしょうね^^




この冬は「各務原キムチ(白菜キムチ)」は漬けませんでした。
その代わりに、カクトゥギをたっくさん作りました^^

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カクトゥギは、漬けたその日からすぐ食べ始めるようになりました。
そうすると、ヤンニョムをさらっとまとっただけのシャキシャキのカクトゥギから
それが食べ頃になって、そしてだんだん乳酸菌たっぷりになるまで、長く味の変化が楽しめます。
いつも甘味には砂糖を使っていますが、
次回は水あめや蜂蜜などを使って、とろみを出そうかと思います。




コダリ蒸しもすっかり定番です♪

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コダリ 코다리 は「スケトウダラ」の一夜干しです。
2年前から近所のスーパーに北海道産のスケトウダラが並ぶようになりました。
生の時は、自分で一晩干して作っています。
テレビでハングル講座に出演していらしたイ・へジョン 이혜정 さんのレシピです。


ラルウ(シチュー)とロッソ(里芋コロッケ) / 「バルサの食卓」より

「ラルウ」はカンバル語、ロタ語では「ラル」と言います。
羊の乳で、肉をとろとろになるまで煮込んだシチュー。
マイという香りのいいキノコが入っていて、羊の臭みを消してくれます。

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チーム北海道さんが考案したレシピでは、
ラム肉、玉ねぎ、じゃがいも、にんじん、ミックスビーンズ、きのこを使います。
にんにく、生クリーム、羊のチーズ、ガラムマサラ、バターが入り、
凍えた体を芯から温めてくれるシチューになっています。
原作者の上橋菜緒子さんもおっしゃっているように、ガラムマサラが大正解です^^

今回はラム肉の塊りではなく、切り落としを、
ミックスビーンズの代わりにうずら豆とレンズ豆、
そして羊のチーズの代わりに「ミセラ mycella」というデンマークのブルーチーズを使いました。
牛のチーズですが、ラムともよく合います。
ミセラ美味しいんですよ~♪
レシピどおり羊のチーズを使うなら、ロックフォールがありますね。
ブルーチーズである必要はないのですけど、味に深みが出て美味しいのでお勧めです。

原作「神の守り人」では、
隊商の護衛をしながらジタン祭儀場に向かっている途中、
吹雪をやり過ごすために助けを求めた牧夫の家で、ラルウが出されていました。
その後アスラは、シハナに食事を出してもらった時にもラルを食べていますね。




ロッソはバルサの故郷、カンバルの料理です。
ガシャ(芋)をすりおろして、薄く伸ばした生地にラ(ヤギ乳のバター)をたっぷり練り込んで、
その中にさまざまな具を入れて揚げたもの。
上橋さんは、山岳地帯のカンバルでは小麦があまり穫れないため
芋類をたくさん食べただろうと考えられたようです。
ロッソと一緒に、キヌアとジャガイモ、ゆで卵のサラダも作りました。
芋芋しいわ。(笑
実のところは、芽を吹き始めたジャガイモを急いで消費するためです^^;
キヌアも、アンデスの高原地帯のもので栄養価も高く、
カンバルの料理に使われていてもいいな~と思っています。

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本のレシピでは、里芋、小麦粉、バターのコロッケの中に
挽肉と玉ねぎを炒めた具を入れて揚げます。
とろけるチーズやドライフルーツを入れても美味しいと書かれていますね。
パン粉はつけませんが、丸く形を整える時に手に小麦粉をつけるので、
薄く衣をまとう感じになって、揚げた時にカリッとした食感を作ってくれます。


これまでも、一口サイズの里芋のコロッケはよく作っていました。
マッシュしたジャガイモの中に、火を通した角切りのサトイモやサツマイモを混ぜたりもします。
でも里芋だけの、こんなに大きなコロッケはロッソが初めてです^^
小麦粉を混ぜるので、里芋のみよりもっちりした食感になります。
レシピどおりの挽肉を詰めたものと、
チーズとクランベリーを詰めたものを作ってみました。
他の食材も試してみると楽しそうです。
カカオ含有量の多いチョコレートを入れても美味しそうな気がしています。

バルサは、甘いユッカの果実入りのロッソと、
ラガ(チーズ)と挽肉入りのロッソ、
そしてラカール(乳酒)を買って食べていますね。
カンバルが舞台の「闇の守り人」はシーズン3で登場するそうです。
ロッソ登場するかな~。



食べるシーンはいいですね。
少しだけ周囲への警戒を解いて、お腹を満たす幸せを感じている姿や、
食べて力をつけて、怪我から回復していく姿を見るとホッとします。

物語の設定、登場人物も含めて、
自分が小説から思い描いた人たちとピッタリな部分とそうでない部分があって、
最初の頃はちょっぴり違和感を感じてしまうことがありました。
今ではドラマの世界にもどっぷりと浸って楽しく見ています。
原作と比べることで、ドラマ化するにあたっての工夫、そして苦労も感じられます。
物語を再構成する作業も楽しいものなんでしょうね。

ロタ国王の弟イーハン役のディーン・フジオカさんがカッコいいです♪
原作でのイーハンは36歳。ディーンさんと同い年なんですね!
上橋さんの描いたイーハンは、恐らくは長身。
鞭のようにしなやかな身体つき、頬骨が高く、短く刈った黒髪に濃いひげという容貌で、
顔の作りはきついけれど、明るい目の光が柔らかい印象を与える。
小説のイーハンが更にカッコよくなって登場した感じがします^^


「高良健吾が鈴木亮平をつるし、板垣瑞生を誘惑する」
これウケました~。(笑
俳優さんを意識して見るのも楽しいですね。
お三方が演じるラウルもヒュウゴもチャグムも、文句なしに素晴らしいです。
惚れ惚れします^^

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ノギ屋の弁当風鳥飯。

ジャイという辛い実の粉とナライという果実の甘い果肉をまぶしてつけこんだ鳥肉を、
こんがりと焼き、ぶつ切りにして飯にまぶしたもの。
「バルサの食卓」のレシピでは山椒の実とリンゴを使っています。

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今回は実山椒がなくて、粉山椒で代用しました。
下にレタスを敷いたら「守り人」の雰囲気から遠ざかってしまったかな^^;
陶器の器もお弁当らしくないですね。(笑
でも甘辛の鶏肉とタレのかかったご飯がとっても美味しいです♪


第一作目「精霊の守り人」で、
川に落ちたチャグム皇子を助けたバルサは、その返礼にと宮殿に招かれますが、
そこでチャグムが父親である帝から命を狙われていることを知らされ、
更にチャグムの命を守るよう、二ノ妃から依頼されます。
依頼といっても断れるものではありませんね。
極秘情報を知ってしまったからには引き受ける以外に生きのびる道はありません^^;

宮殿を抜け出し、逃亡の準備をするために頼ったのが、たのまれ屋のトーヤとサヤ。
二人がバルサたちのために買ってきてくれた美味しいお弁当がこの鳥飯でした。

ドラマのシーズン1では…鳥飯ではなかった気がします。
アニメでも特に鳥飯とは言っていなくて、
太巻き寿司のような形に整えた雑穀ご飯のように見えましたが、
鶏肉はご飯に混ぜ込んであったのかな~。

このお弁当は、読者からの「食べたい」という声が一番多く、
またアニメのミーティングでもこのお弁当の話題で盛り上がったそうです。
これについて上橋さんご自身は、
「どうやら『精霊の守り人』においては、バルサの向こうを張れるくらい印象的な素材のようですね」
とちょっと他人事のようにおっしゃっていますが、
こんな風に物語中の食べ物が注目されるのは意外だったんでしょうか。
食べ物についてどんな風にアイディアを練っていらしたんでしょうね^^

また上橋さんは、長年にわたってフィールドワークをしていたオーストラリアで
「TERIYAKI」の人気ぶりに驚いたと書いていらっしゃいます。
TERIYAKIはアメリカでも同じく、日本料理店に限らずどこにでもあります。
テリヤキバーガーは今や知らない人はいないでしょうし、
他にもジャーキー、ポテトチップスやスパムのテリヤキ味も。
テリヤキソースもいろいろなメーカーの物が揃っています。
和食では、いろいろな味つけや調理法がある中の一つとしての「照り焼き」ですが、
アメリカでは日本以上にTERIYAKIの存在感が大きい気がします。
今ではTERIYAKIが日本発祥だということを知らない人もいるでしょうね。
日本と大きく違うのは、白いご飯がないこと。
日本人としては
「照り焼きはご飯と一緒に食べてこそ!」
上橋さんのご意見に賛成です。(笑


ドラマは第5話まで進みました。
シーズン2は全9話なので、後半に入ったことになりますね。
原作を読んで頭に浮かんだイメージがドラマの映像に取って代わられそうな気がして、
最初の印象を忘れないようにと再度小説を読んでいましたが、
あまり心配する必要はなかったみたいです。
上橋さんの素晴らしい描写のお陰です。
文字を追うごとに改めて、上橋さんが紡ぎ出すみずみずしい世界に感動のため息が出ます。

ドラマの第4話までは、ロタにいるバルサとサンガルにいるチャグムが
それぞれ自分たちの事件に巻き込まれていてお互いが関わることがありませんでしたが、
第5話ではバルサに、チャグムが人質として捕らえられたという知らせが入ります。
これから「神の守り人」と「蒼路の旅人」に接点が生まれて、原作とは違う展開が見られるでしょうか。
どんなふうに再構成されていくのか楽しみです^^

ドラマでは町の位置関係も原作とは少し違うようですね。
わりと大らかに設定しているのかもしれません。
小説では、四路街からジタンに向かうにはラクル道、山脈に近い北部を走る街道を行きますが、
ドラマでは、バルサとアスラが道中に立ち寄る遊牧民の野営地から海が見えていました。
なだらかな起伏が広がっていて、晴れの日には風が気持ち良さそうな所でしたが、
ロケ地は根室とのこと。
行ってみたいですが、辿り着くまでなかなか大変そうです^^;
それにしても、守り人の世界にピッタリの景色をよくもこれだけ探し出すものですね~。
ドラマを見ながら日本の素晴らしさをも再発見しています^^


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