トッカルビ 떡갈비 その2。

「トッカルビその1」は、昨年の秋夕に合わせて作ったこちら。
コウケンテツさんのレシピで、辛い味の創作トッカルビですが、とても美味しかったです^^
ただ、本当はお肉を包丁でたたいて作るレシピだったのに、
勝手に挽肉を使ってしまったことで、コチュジャン味のハンバーグという感じになってしまいました^^;


今回は真面目に、お肉を叩いて作りました。
韓国でも、ひき肉を使ったトッカルビはあります。
でも今回作ってみて、やっぱりお肉を自分で叩いたほうが美味しいと思いましたね~。

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トッカルビは、あらかじめ骨から外して食べやすくする、という発想から誕生したもので、
本来は、叩いて柔らかくしたお肉をまた骨に巻き付けて焼きます。
1950年代以降、光州の松汀里や全羅南道の潭陽で生まれたお料理ということです。



今回使った材料(8個分)は、

牛肉    500g
玉ねぎ   1個  
舞茸    50g
にんにく  2かけ
生姜    1かけ
もち粉   大さじ3
しょうゆ  大さじ4
砂糖    大さじ3
お酒    大さじ2

そして、お餅を1個。
何も知らなかった頃に「떡갈비」と聞いてパッと思い浮かんだ印象が頭を離れません。
今でも「トッカルビ」と聞くと、ついつい「お餅+カルビ」を思い浮かべてしまうので、
遊び心で中に小さく切ったお餅を入れてみました。(笑

野菜類はみじん切りにして、全材料を混ぜて形を作って焼くだけです。
表面をカリッとさせたい時は、フライパンに油を多めに引くといいと思います。
今回は油は使いませんでした。

甘さは多分、普通のレシピより控えめだと思います。
舞茸は韓国にないそうなので、舞茸を入れるとちょこっと日本風なのかな。(笑
レシピを検索していた時に、
縦にスライスしたエリンギにお肉を巻きつけて焼いたものが美味しそうだったので、
その3はエリンギバージョンにしようと思っています。
エリンギがカルビの骨の代わりなんでしょうね^^




この冬は「各務原キムチ(白菜キムチ)」は漬けませんでした。
その代わりに、カクトゥギをたっくさん作りました^^

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カクトゥギは、漬けたその日からすぐ食べ始めるようになりました。
そうすると、ヤンニョムをさらっとまとっただけのシャキシャキのカクトゥギから
それが食べ頃になって、そしてだんだん乳酸菌たっぷりになるまで、長く味の変化が楽しめます。
いつも甘味には砂糖を使っていますが、
次回は水あめや蜂蜜などを使って、とろみを出そうかと思います。




コダリ蒸しもすっかり定番です♪

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コダリ 코다리 は「スケトウダラ」の一夜干しです。
2年前から近所のスーパーに北海道産のスケトウダラが並ぶようになりました。
生の時は、自分で一晩干して作っています。
テレビでハングル講座に出演していらしたイ・へジョン 이혜정 さんのレシピです。


ラルウ(シチュー)とロッソ(里芋コロッケ) / 「バルサの食卓」より

「ラルウ」はカンバル語、ロタ語では「ラル」と言います。
羊の乳で、肉をとろとろになるまで煮込んだシチュー。
マイという香りのいいキノコが入っていて、羊の臭みを消してくれます。

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チーム北海道さんが考案したレシピでは、
ラム肉、玉ねぎ、じゃがいも、にんじん、ミックスビーンズ、きのこを使います。
にんにく、生クリーム、羊のチーズ、ガラムマサラ、バターが入り、
凍えた体を芯から温めてくれるシチューになっています。
原作者の上橋菜緒子さんもおっしゃっているように、ガラムマサラが大正解です^^

今回はラム肉の塊りではなく、切り落としを、
ミックスビーンズの代わりにうずら豆とレンズ豆、
そして羊のチーズの代わりに「ミセラ mycella」というデンマークのブルーチーズを使いました。
牛のチーズですが、ラムともよく合います。
ミセラ美味しいんですよ~♪
レシピどおり羊のチーズを使うなら、ロックフォールがありますね。
ブルーチーズである必要はないのですけど、味に深みが出て美味しいのでお勧めです。

原作「神の守り人」では、
隊商の護衛をしながらジタン祭儀場に向かっている途中、
吹雪をやり過ごすために助けを求めた牧夫の家で、ラルウが出されていました。
その後アスラは、シハナに食事を出してもらった時にもラルを食べていますね。




ロッソはバルサの故郷、カンバルの料理です。
ガシャ(芋)をすりおろして、薄く伸ばした生地にラ(ヤギ乳のバター)をたっぷり練り込んで、
その中にさまざまな具を入れて揚げたもの。
上橋さんは、山岳地帯のカンバルでは小麦があまり穫れないため
芋類をたくさん食べただろうと考えられたようです。
ロッソと一緒に、キヌアとジャガイモ、ゆで卵のサラダも作りました。
芋芋しいわ。(笑
実のところは、芽を吹き始めたジャガイモを急いで消費するためです^^;
キヌアも、アンデスの高原地帯のもので栄養価も高く、
カンバルの料理に使われていてもいいな~と思っています。

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本のレシピでは、里芋、小麦粉、バターのコロッケの中に
挽肉と玉ねぎを炒めた具を入れて揚げます。
とろけるチーズやドライフルーツを入れても美味しいと書かれていますね。
パン粉はつけませんが、丸く形を整える時に手に小麦粉をつけるので、
薄く衣をまとう感じになって、揚げた時にカリッとした食感を作ってくれます。


これまでも、一口サイズの里芋のコロッケはよく作っていました。
マッシュしたジャガイモの中に、火を通した角切りのサトイモやサツマイモを混ぜたりもします。
でも里芋だけの、こんなに大きなコロッケはロッソが初めてです^^
小麦粉を混ぜるので、里芋のみよりもっちりした食感になります。
レシピどおりの挽肉を詰めたものと、
チーズとクランベリーを詰めたものを作ってみました。
他の食材も試してみると楽しそうです。
カカオ含有量の多いチョコレートを入れても美味しそうな気がしています。

バルサは、甘いユッカの果実入りのロッソと、
ラガ(チーズ)と挽肉入りのロッソ、
そしてラカール(乳酒)を買って食べていますね。
カンバルが舞台の「闇の守り人」はシーズン3で登場するそうです。
ロッソ登場するかな~。



食べるシーンはいいですね。
少しだけ周囲への警戒を解いて、お腹を満たす幸せを感じている姿や、
食べて力をつけて、怪我から回復していく姿を見るとホッとします。

物語の設定、登場人物も含めて、
自分が小説から思い描いた人たちとピッタリな部分とそうでない部分があって、
最初の頃はちょっぴり違和感を感じてしまうことがありました。
今ではドラマの世界にもどっぷりと浸って楽しく見ています。
原作と比べることで、ドラマ化するにあたっての工夫、そして苦労も感じられます。
物語を再構成する作業も楽しいものなんでしょうね。

ロタ国王の弟イーハン役のディーン・フジオカさんがカッコいいです♪
原作でのイーハンは36歳。ディーンさんと同い年なんですね!
上橋さんの描いたイーハンは、恐らくは長身。
鞭のようにしなやかな身体つき、頬骨が高く、短く刈った黒髪に濃いひげという容貌で、
顔の作りはきついけれど、明るい目の光が柔らかい印象を与える。
小説のイーハンが更にカッコよくなって登場した感じがします^^


「高良健吾が鈴木亮平をつるし、板垣瑞生を誘惑する」
これウケました~。(笑
俳優さんを意識して見るのも楽しいですね。
お三方が演じるラウルもヒュウゴもチャグムも、文句なしに素晴らしいです。
惚れ惚れします^^

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ノギ屋の弁当風鳥飯。

ジャイという辛い実の粉とナライという果実の甘い果肉をまぶしてつけこんだ鳥肉を、
こんがりと焼き、ぶつ切りにして飯にまぶしたもの。
「バルサの食卓」のレシピでは山椒の実とリンゴを使っています。

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今回は実山椒がなくて、粉山椒で代用しました。
下にレタスを敷いたら「守り人」の雰囲気から遠ざかってしまったかな^^;
陶器の器もお弁当らしくないですね。(笑
でも甘辛の鶏肉とタレのかかったご飯がとっても美味しいです♪


第一作目「精霊の守り人」で、
川に落ちたチャグム皇子を助けたバルサは、その返礼にと宮殿に招かれますが、
そこでチャグムが父親である帝から命を狙われていることを知らされ、
更にチャグムの命を守るよう、二ノ妃から依頼されます。
依頼といっても断れるものではありませんね。
極秘情報を知ってしまったからには引き受ける以外に生きのびる道はありません^^;

宮殿を抜け出し、逃亡の準備をするために頼ったのが、たのまれ屋のトーヤとサヤ。
二人がバルサたちのために買ってきてくれた美味しいお弁当がこの鳥飯でした。

ドラマのシーズン1では…鳥飯ではなかった気がします。
アニメでも特に鳥飯とは言っていなくて、
太巻き寿司のような形に整えた雑穀ご飯のように見えましたが、
鶏肉はご飯に混ぜ込んであったのかな~。

このお弁当は、読者からの「食べたい」という声が一番多く、
またアニメのミーティングでもこのお弁当の話題で盛り上がったそうです。
これについて上橋さんご自身は、
「どうやら『精霊の守り人』においては、バルサの向こうを張れるくらい印象的な素材のようですね」
とちょっと他人事のようにおっしゃっていますが、
こんな風に物語中の食べ物が注目されるのは意外だったんでしょうか。
食べ物についてどんな風にアイディアを練っていらしたんでしょうね^^

また上橋さんは、長年にわたってフィールドワークをしていたオーストラリアで
「TERIYAKI」の人気ぶりに驚いたと書いていらっしゃいます。
TERIYAKIはアメリカでも同じく、日本料理店に限らずどこにでもあります。
テリヤキバーガーは今や知らない人はいないでしょうし、
他にもジャーキー、ポテトチップスやスパムのテリヤキ味も。
テリヤキソースもいろいろなメーカーの物が揃っています。
和食では、いろいろな味つけや調理法がある中の一つとしての「照り焼き」ですが、
アメリカでは日本以上にTERIYAKIの存在感が大きい気がします。
今ではTERIYAKIが日本発祥だということを知らない人もいるでしょうね。
日本と大きく違うのは、白いご飯がないこと。
日本人としては
「照り焼きはご飯と一緒に食べてこそ!」
上橋さんのご意見に賛成です。(笑


ドラマは第5話まで進みました。
シーズン2は全9話なので、後半に入ったことになりますね。
原作を読んで頭に浮かんだイメージがドラマの映像に取って代わられそうな気がして、
最初の印象を忘れないようにと再度小説を読んでいましたが、
あまり心配する必要はなかったみたいです。
上橋さんの素晴らしい描写のお陰です。
文字を追うごとに改めて、上橋さんが紡ぎ出すみずみずしい世界に感動のため息が出ます。

ドラマの第4話までは、ロタにいるバルサとサンガルにいるチャグムが
それぞれ自分たちの事件に巻き込まれていてお互いが関わることがありませんでしたが、
第5話ではバルサに、チャグムが人質として捕らえられたという知らせが入ります。
これから「神の守り人」と「蒼路の旅人」に接点が生まれて、原作とは違う展開が見られるでしょうか。
どんなふうに再構成されていくのか楽しみです^^

ドラマでは町の位置関係も原作とは少し違うようですね。
わりと大らかに設定しているのかもしれません。
小説では、四路街からジタンに向かうにはラクル道、山脈に近い北部を走る街道を行きますが、
ドラマでは、バルサとアスラが道中に立ち寄る遊牧民の野営地から海が見えていました。
なだらかな起伏が広がっていて、晴れの日には風が気持ち良さそうな所でしたが、
ロケ地は根室とのこと。
行ってみたいですが、辿り着くまでなかなか大変そうです^^;
それにしても、守り人の世界にピッタリの景色をよくもこれだけ探し出すものですね~。
ドラマを見ながら日本の素晴らしさをも再発見しています^^


柚子胡椒を作りました。

先日、ソウル在住のサトコさんが手作り柚子胡椒の記事を書いていらして、
私もぜひ作ってみたいと思ったのです。
先日と言っても、もう2か月前のことでした^^;
サトコさんの記事はこちらです。 
何人か集まって作っていて楽しそうです。大量の柚子です♪

年明け早々タイミングよく柚子胡椒が切れたので、すぐに作りたかったのですが、
インフルエンザにかかり、治った後も疲れが出やすく、
仕事やいろいろな作業が押してしまっていて取り掛かれませんでした。
気が付いたらもう2月も半ば。
早くしないと柚子が無くなってしまう~。
ということで、急いで柚子を買い求めてきました。
青唐辛子は夏のうちに冷凍保存しておいたものです。霜が付いています。

興味津々のコンちる。かじらなくて良かった。(笑

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本来は青柚子と青唐辛子で作ります。
青柚子は11月くらいまで出回っているようです。
今回いろいろ調べていたら、赤い色の柚子胡椒もあるということを知りました。
これは冬になってから、黄柚子と赤唐辛子で作るのですね。
今回の柚子胡椒は、そのどちらでもないことになります。(笑
柚子4個と唐辛子12本です。




柚子と唐辛子をみじん切りにします。

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柚子の皮を、なるべく白い部分が入らないように薄く削ぎ取り、みじん切り。
唐辛子も、ヘタ部分を取ってからみじん切り。
種は取り除きません。

種だって食べられるんです。
捨てるのがもったいなくて、普段から料理によっては種付きのまま使います。
その分辛くなるので、入れる量は少なくしますよ~。

みじんにしたものは、柚子の皮が90g、唐辛子が100g、およそ半々の量です。
塩は全体量の10~30%くらいが良いということなので、
今回は中間の20%、40gにしてみました。

みじん切りしたものをすり鉢であたりますが、根性がないので3分くらいでやめました。(笑
かなりしっかりみじん切りしたのと、既製品のように滑らかでなくてもいいかな、と思ったのです。

最後にホワイトリカーを小さじ1入れて混ぜ、
煮沸消毒した瓶に詰めます。
冷蔵庫で5日間ほど寝かせると発酵して美味しくなるそうです。

瓶詰めの時に少しだけ舌に乗せてみましたが…
市販品より辛いような気がします^^;
とっても良い香りです。




皮をむいた柚子もなんだか可愛いので記念写真を撮りました^^

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出来上がった柚子胡椒です。

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明るい緑色の柚子胡椒ができました。
菜の花が連想されて幸せな色です♪
冷凍保存できるということなので、ひと瓶は冷凍庫へ。
絞った柚子果汁はポン酢しょうゆにしようと思ったのですが…
サトコさんが「ユジャチョン」というものを作っています。
そうすると残った皮の部分まで余すところなく使えるようです。
私にも作れるかな…レシピを探してみようと思います^^



作るにあたっていくつかのレシピを参考にしましたが、
一番自分に合っていると思ったのがこちらです。
唐辛子を種付きのまま使うレシピだったので、私も安心して種付きで作りました^^


おからのクランブルとあずきのケーキ。

「ホーローバットで作る体に優しいお菓子」より。

クランブルは、小麦粉の代わりにおからパウダーを使います。
(訂正~ レシピでは「おから」です。私が勝手におからパウダーを使っています^^;)
右はゆであずきが入った、本来のレシピ。
左のものにはラムレーズンが入っています。

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レシピの最後に
ラムレーズンで作っても美味しい
と書いてあるんですよね。
前回作った時は小豆のほうだけだったので、
今回は両方いっぺんに焼いてみました。

ラムレーズンを入れたら、かなり印象が変わるだろうと予想していたのですが、
思ったほどのビックリな変身はなく、やはり「ほんのり和風」です。
生地には絹ごし豆腐が入り、バターは使いません。
砂糖の量も少なくて、生地とクランブル合計で大さじ5杯しか入れないので
ほんのりとした甘さで、何というか、穏やかな平和を感じる味です。
昔からこういうお菓子があったのでは、なんて思えてきます。

豆腐が入るからなんでしょうか、
焼く前の生地はふんわりしていて、一時発酵を終えたパン生地の弾力に似ています。
そして焼きあがったケーキもふんわりしっとりしていて、蒸しパンに近い感じです。
この生地、大好きです^^


前回はガスのコンベクションオーブンで焼いたのですが、
目を離した隙に焦げてしまい、こんな姿でした^^; 
指定温度170℃のところを160℃にして焼いたのですが、それでも焦げてしまったのです。
オーブン内の風が強いんだろうと思います。
今回は電気のオーブンで焼きました。
160℃で30分、170℃で5分、少し柔らかめの焼き上がりにしました。
色も本の写真より薄いですが、これでOKです。
こんがり焼けた食べ物はAGEs、終末糖化産物なので、
普段から焼き色はちょっと控えめにすることが多いです^^;


中川たまさんのレシピは「豆腐とおからのお菓子」として7品載っています。
全部作ってみましたが、「りんごのおからパイ」だけブログに載せていませんでした。
りんごが美味しいうちにまた作ります^^




これは先日、アメリカの大学を受験しに行く人の激励のために焼いたブラウニーです。
その残りがバレンタイン用(笑
ワンコオヤジがチョコレートを携えて出張から帰ってくるのは明白なので
今年はこれで十分ということにしました。
いつものプルーンの代わりにクランベリーを入れました。

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おまけに、メキシコ料理のピピアン・ヴェルデ。
かぼちゃの種をベースにしたモレ(ソース)がお肉にかかっています。
アステカ時代からある伝統の味だそうです。

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美味しいです♪
メキシコで修行してきた日本人の方のお店ですが、
メキシコ人の留学生たちが
ここの料理は本物!最高!!
と絶賛しています^^


オルソ(甘い麦粥)。

「バルサの食卓」より、オルソです。
麦粥です。




バターで炒めた押し麦を水で煮て、更に牛乳を加えて炊いていきます。
塩で味をととのえ、カシューナッツ、くるみ、レーズン、パルメザンチーズをトッピング。
今回はレーズンの代わりにワイルドブルーベリーを使いました。
蜂蜜をかけていただきます。

守り人シリーズ著者の上橋菜穂子さんは、
イギリスでポリッジを食べた時は美味しいと思わなかったものの、
オーストラリアで食べた時にはとても美味しいと感じたそうです。
その時のポリッジにはバターとブラウンシュガーがのっていて、
それに冷たいミルクをかけて食べたとのこと。
オルソと似ていますね^^

私はイギリスのポリッジは食べたことがないのですが、
一時アメリカのオートミールにはまって毎朝食べていました。
そしてある朝、ぱたっと突然食べたくなくなってしまったのです。
食べ過ぎて飽きてしまったんでしょうかね^^;

今でもオートミールは食べたい気持ちにならないのですが、
このオルソは美味しく食べています。
よく煮えてぷっくりと膨らんだ麦の弾力が楽しいです。
軽く塩味をつけますが、麦と牛乳の甘み、そしてドライフルーツと蜂蜜の甘さが
引き立ってとても良いバランスです。
ナッツの香ばしさ、チーズもよく合います。
ちなみに押し麦は大麦、オートミールは燕麦です。
イギリスのポリッジもアメリカと同じくオートミールを使いますが、
他にも小麦や米、とうもろこしなどでも作るようです。



第一作「精霊の守り人」でお粥を食べる場面。
春になったらラルンガとの対決が待っている、その前の冬の緊張感の中で
タンダとバルサがお粥を食べながら落ち着いたひとときを過ごします。
タンダが言います。
「この修羅場を生きのびたら、ずっと三人で、この冬みたいに暮らさないか」

バルサは何と答えたのだったかな。
本を開きたいのですが、ワンコオヤジが出張のお供に持って行ってしまったので
手元にありません^^;


「神の守り人」でタンダは、
罠にはめられ瀕死の状態で発見されたバルサを必死に治療、看病します。
回復してきたバルサにまず出してやった食べ物が、甘い麦の粥です。
乳がたっぷり入っていて、蜂蜜がかけてあります。
守り人に牛が出てきた記憶がないのですが…ヤギの乳かな。
あ、チャグムが暗殺未遂に遭った時、チャグムは牛車に乗っていたのでした。
ロタにはシク牛がいるし、ラクァというチーズは牛の乳から作ります。
いますね、牛。(笑


登場するお粥はタンダのお手製です^^
タンダはずっと、幼なじみのバルサを気遣い大切に思っている。
バルサにとってもタンダが大きな存在であることは間違いないのだけれど、
自分の身の上を考えると自ら寄り添っていくことはできない…。
カンバルで起きたクーデターのため父を殺され、
現カンバル王からジグロと共に命を狙われる日々。
幼少の頃から、父親の友人で今や育ての親となったジグロと旅を続け、
ジグロが死んでからはたった一人で用心棒稼業をしながらさすらう。
緊張の連続、旅につぐ旅、それが日常となってしまったバルサには
ひとつところに落ち着いた穏やかな生活は、容易に想像できるものではないでしょう。
タンダを危険に巻き込みたくない思いもあるんでしょうね。

一緒にいるのはいつも短い間ですが、それでも二人の強い絆は疑いようもありません。
バルサは罠にはめられ、傷を負った身で吊り橋から真冬の川に飛び込みます。
その夜、タンダの夢には少女時代のバルサが現れます。
まだ華奢な体つきだったバルサの、青ざめて、ずぶ濡れでガタガタ震えている姿を見て
タンダは跳び起き、ただならぬ事態に陥っているのではないかと不安に襲われます。
生死の狭間を漂いながら、心の深い所でタンダの名前を呼ぶバルサ。(私の想像です
それをキャッチするタンダのアンテナ。
こんな二人がどうなっていくのか、それも気になりつつ読んでいた守り人シリーズでした。



実は、昨日11日に放送された第4話はまだ見ていません。
3話まで見た時に、ふと思ったのです。
このまま見続けると、原作を読んだ時に自分で感じた空気や光や匂いを
ドラマの映像がかき消してしまうかもしれない…。
シーズン1を見た時は、そんな心配はなかったのです。
原作の第一作目「精霊の守り人」は何度も何度も読んだので
原作の印象とドラマの印象はきちんと別々に頭の中に残っているのですが、
二作目以降はちょっと自信のない部分があります^^;
原作を読んで頭に浮かんだ映像はしっかり持っていたいので、
もう一度原作を読んでからドラマを見るつもりです。


ラーダ、シュルジ、ジョコム、おむすび。

精霊の守り人・シーズン2。
今夜は第3話ですね。
第2話までは、チャグム王子が海を挟んで南に位置する強国のタルシュ帝国に向かう「蒼路の旅人」と
バルサがロタ王国で、タルの民の少女アスラを救うために奔走する「神の守り人」の
2つの物語が同時進行しています。
今のところ、チャグムとバルサは別々に行動していて接触はしていませんが、
今後どうなるかな^^


物語の中に出てくる料理を作ってみるという企画の「バルサの食卓」から
いくつか作ってみています。


シュルジは、干し肉の佃煮。
「夢の守り人」の中では、
「干し肉をこまかく刻んで甘辛く煮つけ、それを炊きたての米にまぜてにぎった携帯食」
として登場しています。
炭水化物とたんぱく質を同時に摂れて、馬に乗りながらでも食べられます。

レシピではビーフジャーキーで作るのですが、
たまたま手元にあったキハダマグロのジャーキーを使って作ってみました。

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佃煮にしてみたら、ジャーキーがとっても美味しく変身してビックリしました~♪
レシピの2倍量の60gで作りましたが、
ほんとうに美味しいので残りのジャーキーもみんな佃煮にすることにしました(笑
細かくしたジャーキーをひたひたの水でひと煮立ちさせ、
しょうゆと蜂蜜を加えて煮詰めます。

塩や香辛料を効かせて乾燥させた干し肉は日持ちがするので
重要な携帯食の一つです。
バルサもよく食べていたと思うのですが、乾物ばかり食べていると辛くなってきますよね。
佃煮にしただけでも、バルサにとってもちょっとホッとする味になっていたのではないかな~
と思います。

第一作「精霊の守り人」で、バルサとチャグムを抹殺するために帝が放った「狩人」。
帝と、ごく限られた側近しかその存在を知らない暗殺集団です。
頭のモンは7人の手下たちと思考を巡らします。
急に決まったチャグムとの逃亡だから、まずは旅に必要なものを買い集めるに違いない。
もし青霧山脈を越えるつもりなら、食料、毛皮、雨除けの油紙などが必要だが、
足取りを掴まれないように誰か他の者に手配を頼むはず。
バルサが頼りそうなのは、口がかたく、バルサに恩を感じている商人だろう。
そうして彼らは、そういった物を売っている店に手あたり次第探りを入れるのですが、
狩人の一人ジンはある店で、干し肉が大量に売れたことを突き止めます。
店の主人はジンに対して何の疑問も抱かず、
たのまれ屋の子どもが干し肉をごっそり買っていったこと、
彼が裏の水路の三ノ橋の下にいることを話してしまいます。
そしてこれは、別の男が話していた、バルサとたのまれ屋トーヤとの出会いの話と繋がったのでした。

一方バルサは、町を出て青霧山脈へと急いでいました。
追手は町中では襲ってこない。
襲うとしたら、町の外の田が広がっているところ。
夜までにそこを抜けて山に入ってしまえば少しは安心だが…。
ですが、長時間歩いたこともなく荷物を背負ったこともない、まだ子どものチャグム皇子が一緒で
なかなか距離をかせげません。
案の定、山に入る前に日が暮れてしまいました。
その間に、狩人たちは着実に狩りの陣形をとっていきます。

この辺りの緊張感はほんとうにすごいです。
こうして思い出すだけでも身震いが起きます。




ラーダは、「米の粉を水と塩で練って、薄くのばして蒸し焼きにしたもの」
レシピでは、小麦粉ともち粉を使いますが、
大体いつも、もち粉の代わりに上新粉を使って作っています。

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生地をお玉でさっと広げて、クレープの要領で焼きますが、
味はトルティーヤに似ています。
好みの野菜やシュルジなどを巻いて食べる、と本にあったので、
今回はほうれん草とシュルジ(佃煮のみ)を巻いてみました。
これも美味しい♪




「孤笛のかなた」に出て来る、熊笹に包んだおむすびも紹介されていたので、
シュルジのおむすびも作ってみましたよ~。
これも美味しい。とにかくシュルジが美味しいです^^
次回は原作に出て来るように、ご飯に混ぜ込んでみようと思います。
「バルサの食卓」の写真を真似て笹の上にのせてみました。

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ご飯は、押し麦を加えて炊いてからフラックスシードと白ごまを混ぜました。
白ごまがよく見えませんね^^;
フラックスのプチプチの食感が好きで、よく使います。
不飽和脂肪酸を多く含んでいて体にもいいです^^




ジョコムはもう何度も作っています。
ナッツやドライフルーツが好きなので、ナッツがたくさん入るジョコムは飽きません(笑
腹もちが良く携帯食として重宝するジョコム、ワックスペーパーで包んで雰囲気を出してみました^^

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今夜の第3話、どうなるでしょうね~。
タルの民と恐怖の神タルハマヤとの関係、
アスラの母トリーシアがなぜ処刑されたのか、
アスラがタルハマヤを召喚できるようになったいきさつなどなど、
細かな部分は語られていません。
これから出て来るんでしょうかね^^
構成もオリジナルとは違うので、原作を読まずにドラマを見た時にどんな印象を受けるのかな~と
ちょっと想像してみています。


マッサルとハラク。

「バルサの食卓」より。
上橋菜穂子さんの「守り人シリーズ」や他の作品の中に出てくる
お料理やお菓子などを作ってみよう!
という本です。

マッサルは「ひき肉と卵をねって、ひと口大に揚げたもの」
本のレシピでは豚ひき肉と、包丁で叩いた鶏もも肉、つなぎの卵と片栗粉が入ります。
味噌味でねぎと生姜も入り、体が温まります。
美味しいです♪

後ろに写っているのは「ハラク(香草の汁を黒蜜で味つけした飲み物)」です。
守り人シリーズとは別の作品「獣の奏者」に出てきます。
マッサルのお供ではなく、久々に揚げ物したら疲れてしまったので
一息つくために作りました(笑
濃いめに煮出した紅茶に牛乳を入れ、更にスパイスと蜂蜜を加えます。
守り人の世界のマサラ・チャイですね。
カルダモン、クローブ、シナモン、胡椒、八角が元気をくれる感じがします。

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そう、マッサルは本来美味しいのですが…。

物語の中では「天と地の守り人・ロタ王国編」に出てきます。
チャグム王子の行方に関する情報を得ようと、とある酒場に入ったバルサは
衛兵たちと「ススット」という博打をしながら様子を探ります。
そこに店の女将がマッサルを持ってきて、バルサもそれを食べるのですが、
いつもと違う、舌を刺すような味がします。
古い油を使っているのかとバルサは思うのですが、
実はそのマッサルには毒が盛ってあったのでした。

自分で作ったマッサルなのに、
このシーンを思い浮かべると、口に入れる時にちょっとドキドキします(笑




明日から実写版「精霊の守り人」シーズン2が始まりますね~。
シーズン2は、
「神の守り人 <上> 来訪編」
「神の守り人 <下> 帰還編」
「蒼路の旅人」
「天と地の守り人 <第1部> ロタ王国編」
を元に脚本を起こしたということです。
シリーズの真ん中あたりですね。
バルサがマッサルを食べるシーンも出てくるでしょうか^^

シーズン1は第1作目の「精霊の守り人」と短編集の「流れ行く者」が元になっていました。
原作に忠実に作るという話だったのですが、蓋を開けてみると
どうしてこのエピソードが必要だったの?
と疑問に思ってしまうものが挟まれていたり、人物の印象がちょっと変わっていたりしました。
最後の、バルサがカンバル王を暗殺しようとするのもビックリな展開でした。

シーズン2は原作から離れるということです。
映像化が難しい部分もあるということが理由の一つのようですね。
どんな展開になるのか、楽しみでもありちょっぴり心配でもあり^^;
でも、
綾瀬はるかちゃんのバルサは最高です。
普段はふんわり柔らかいイメージの彼女が、カンバルの服をまとって短槍を振るうと
小説の中のバルサそのものです。
あの姿をまた見られるのが嬉しいです^^



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不思議なくらい、物語の中に出てくるお料理が美味しそうなんです。
お料理自体が詳しく描写されているわけではないのですが、
登場人物の会話やそれを食べる様子などから、味や香りや温度のみならず、
どんな時に食べたくなるのか、どういう歴史があるのかということまで伝わってくるようです。
バルサ達の生きる世界が想像上の世界ではなく実在するのだと
信じさせてくれるようなお料理たちです。
そういった食べ物が出てくる度に、
ああ~食べてみた~い
とつぶやいていたら、この「バルサの食卓」が出版されました。2009年。
食べてみた~いと思っていた人はたくさんいたんですね^^
お料理のレシピを考案したのは「チーム北海道」というメンバー7人からなるグループで、
その中には「南極料理人」として有名な西村淳さんがいらっしゃいます。
海上保安官として南極越冬を2度経験された方で、
「面白南極料理人」というとっても楽しいエッセイを書かれています^^

今シーズンも、いくつかお料理を作ってドラマと一緒に楽しむ予定です♪