행복 / 나태주

  • Date:2016.09.01
  • Cat:
행복   
       나태주

저녁 때
돌아갈 집이 있다는 것

힘들 때
마음속으로 생각할 사람이 있다는 것

외로울 때
혼자서 부를 노래가 있다는 것





幸せ  
      ナ・テジュ

ひぐれ時
帰る家があること

つらい時
心の中で思う人がいること

さびしい時
一人で歌う歌があること





久しぶりにナ・テジュさんの詩を読んでみました。
現在71歳、こんな方です。
代表作のひとつ「풀꽃」は、韓国で一番愛されている詩だろうと言われていますね^^

まだ詩集は手にしていないので、
ナ・テジュさんに会いたい時は、ネットで検索して詩を読んでいます。

長らく、公州の小学校で教鞭をとりながら詩人として活躍していらっしゃいましたが、
2007年に定年退職されて、現在は公州文化院の院長をされているそうです。


ナ・テジュさんの記事や略歴などでよく紹介されているのがこちら。

ナ・テジュさんの望みは、
시인이 되는 것    詩人になること
좋은 여자와 사는 것  良い女性と暮らすこと
시골에 사는 것   田舎で暮らすこと
3つとも、見事叶えられました。

そして、人生でやって良かったと思っていることは、
초등학교 선생님을 한 일        小学校の先生をしたこと
쉬지 않고 시를 쓴 일          休まず詩を書き続けたこと
시골을 떠나지 않고 산 일        田舎を離れなかったこと
아직도 자가용을 갖지 않고 사는 일   今までずっと車を持たずにいること

お人柄が出ています^^



リンクした記事より。

그의 시 안에는 작고, 예쁜 아이가 놀고 있으며, 시인은 그 아이의 눈을 통해 세상을 본다. 동심은 어른들의 마음의 고향이자, 잃어버린 파라다이스. 그 잃어버린 천국을 아직도 간직하고 있는 시인은 늙었지만, 어리다.

彼の詩の中には小さくて可愛い子供が遊んでいて、
詩人はその子の目を通して世の中を見る。
童心は大人たちの心のふるさとであり、失ってしまった楽園だ。
その失われた天国を今も大切にしている詩人は、老いてはいるが幼い。

그의 시는 읽기 쉽다. 편안하다. 그러면서도 할 말은 다하고 있고, 역전이 담겨 있다. 시가 짧은 형식의 글이라고는 하지만, 어쩌면 그렇게 짧게 쓰면서도 커다란 의미를 담아냈을까.

彼の詩は、読みやすく気楽でありながらも、言いたいことを全て言い切っているところに驚きがある。
短い形式の詩だとは言っても、どうしてこれほど短い言葉の中に大きな意味を込めることができるのだろうか。


桐千年老恒藏曲

  • Date:2016.02.15
  • Cat:
桐千年老恒藏曲   동천년노항장곡   
梅一生寒不賣香   매일생한불매향   
月到千虧餘本質   월도천휴여본질   
柳經百別又新枝   유경백별우신지   


오동은 천 년이 되어도 항상 곡조를 간직하고  
매화는 일생 동안 추워도 향기를 팔지 않는다  
달은 천 번을 이지러져도 그 바탕이 남아 있고  
버드나무는 백 번을 꺾여도 새 가지가 돋는다  


桐は千年の老いにあっても常に調べを内に持ち
梅は寒さに一生を耐えてもその香りを売ることはない
月は千回欠けてもその本質は欠けずに残っていて
柳は百度折られてもまた新しい枝を伸ばすのだ

世の荒波の中、どのような境遇にあっても己の信念や心の豊かさを失ってはいけないよ、
という意味なのかな、と思っています。


신흠 申欽(1566年-1628年)、朝鮮時代の文人。
字は경숙 敬叔、号は상촌 象村、本貫は평산 平山。
第14代宣祖、海光君の時代に様々な役職について活躍し、明にも赴いています。
文禄・慶長の役では鳥嶺山での戦いに参加しています。
이정구 李廷龜、장유 張維、이식 李植と合わせて朝鮮中期の四大家と呼ばれているそうです。


この詩の題は「실제 失題」、作者が題をつけなかったか失われたかしたようです。
「象村集 野言」という書物に収められているそうですが、実証はないということなので
原本もまた失われているんでしょうね…。


今読んでいる随筆に引用されていたので調べてみました^^


자전거

  • Date:2015.10.27
  • Cat:
자전거
          장미숙

푸른 가로수 사이로 동글동글
은륜의 바퀴가 굴러간다
나 어릴 적, 아버지 등에 기대면
나는 바람이 되고 꽃잎이 되었다
세월이 흘러 이제 내 등에서는
동그란 볼을 가진 아이가
흥얼흥얼 콧노래를 부른다
어느덧 나는 먼 옛날 아버지처럼
땀방울 송송 맺힌 등에 찬란한 희망을 싣고 달린다




自転車
          チャン・ミスク

青い街路樹の間をくるくる
銀輪が転がっていく
私が幼かった頃 父の背中にもたれると
私は風になり花びらになった
月日は流れ いま私の背中では
丸いほっぺたをした子どもが
ふんふんと鼻歌を歌っている
いつの間にか私は遠い昔の父のように
汗の噴き出る背中にまばゆい希望をのせて走っている





은륜 : 자전거를 아름답게 이르는 말

日本語でも「銀輪」と言うのですね。自転車の車輪。また、自転車。
時々こんなふうに、今まで知らなかった日本語にも出会います。(笑


忠武路駅にあった詩だと思います。(だんだん記憶が…^^;


고백성사

  • Date:2015.10.22
  • Cat:
고백성사
               김종철

못을 뽑습니다
휘어진 못을 뽑는 것은
여간 어렵지 않습니다
못이 뽑혀져 나온 자리는
여간 흉하지 않습니다
오늘도 성당에서
아내와 함께 고백성사를 하였습니다
못자국이 유난히 많은 남편의 가슴을
아내는 못 본 체하였습니다
나는 더욱 부끄러웠습니다
아직도 뽑아내지 않은 못 하나가
정말 어쩔 수 없이 숨겨 둔 못대가리 하나가
쏘옥 고개를 내밀었기 때문입니다




告解
          キム・ジョンチョル

釘を抜きます
曲がった釘を抜くのは
並大抵のことではありません
釘が抜かれてできた痕は
見苦しい事この上ありません
今日も聖堂で
妻と一緒に告解をしました
釘跡が際立って多い夫の胸を
妻は見て見ぬ振りをしました
私は尚のこと恥ずかしい思いでした
いまだに抜いていない一本の釘が
本当にどうすることもできず隠しておいた釘の頭が
ぬっと頭をもたげていたからです


가을이 붐비다

  • Date:2015.10.21
  • Cat:
가을이 붐비다
             고옥주

절정은
단풍 그리워 만나러가는 마음과
사람 반기러 내려오는 붉은 걸음이
山中에서 눈이 맞았을 때

불짐지고 내려오다
저마다 품고온 마음 속 불씨에 옮겨붙어
산에 든 걸음걸음 번지고
온통 서로 물들어
산은 산대로 환히 타오르고
단풍에 시름 태운 사람들
붉게 물들어 떠나가면
잠시 세상은 아름다움만 남고
아득히 사라지는 듯.




秋はひしめく
            コ・オクチュ

絶頂は
紅葉を恋しく思い会いにゆく心と
人を懐かしく思い下ってくる紅の歩みが
山中で視線を合わす時

火の荷を背負い降りてきて
それぞれに抱いてきた心の火種に燃え移る
山に分け入るひと足ごとに染み渡り
みな互いに染まり合い
山は山のままに明るく燃え上がり
紅葉に憂いを燃やす人々
赤く染まり立ち去れば
しばらく世界は美しさだけが残り
はるか遠くに消えゆくよう





先日テレビで見た설악산雪岳山の紅葉が見事でした^^
たくさんの人たち~!
みなさん、日ごろの憂いを燃やしに来ているんでしょうか。
燃やさずに大切に持っていたい憂いもあるなぁ…と思う今日この頃です。


これも地下鉄の詩の一つです。
言うまでもないですが、訳はご参考程度に~^^;


운동회날

  • Date:2015.10.11
  • Cat:
운동회날
          최신영

아무리 힘차게 뛰어도
꼼짝도 않는구나.
운동장아!

그토록 신나게 큰북을 울려도
흔들리지 않는구나.
파란 가을 하늘아!

목이 쉬도록 응원을 해도
지치지도 않는구나.
친구들아!




うんどう会の日
          チェ・シニョン

どんなに力いっぱい 走っても
びくともしないんだね。
グラウンドくん!

あんなにわくわくして 大だいこをたたいても
ぐらぐらしないんだね。
秋の青空さん!

声がかれるほど おうえんしても
くたびれないんだね。
友だちのみんな!





読むと心がぴょんぴょん跳びはねます♪
地下鉄のスクリーンドアにはこんな童詩もありました^^
韓国では童詩が詩のジャンルの一つとして確立していますよね。


동시(童詩)는 어린이를 위한 시이다.
동시에는 구비문학으로 전해 내려오는 동요와, 처음부터 어린이 독자를 가정하고 쓴 시, 어른을 위한
시이나 어린이도 읽을 수 있는 시, 루이스 캐럴의 작품과 같이 산문에서 가져온 시 등이 포함되었다.

童詩は子どものための詩である。
童詩には口承文学として伝えられてきた童謡、始めから子どもが読むことを想定して書かれた詩、
大人のための詩であるが子どもも読むことのできる詩、ルイス・キャロルの作品のような散文から
取り出した詩などが含まれる。 
(wikipediaより


안개

  • Date:2015.10.06
  • Cat:
안개
             강진규

꼭 그 만큼의 거리를 두고 따라온다
멈추어 서면 온통 흐릿한 벽 속이다
방해하지도 침입하지도 않고
일정한 침묵으로 감시한다
어떤 힐책보다도 무서웁다

내민 악수를 받지 않는다
오던 곳 가는 곳을 알리지 않는다
뿌우연 몸체가 순간을 딛고 움직인다
가장 완전한 자유가 함께 있다





             カン・ジンギュ

必ずそれ程の距離を置いてついて来る
立ち止れば全て うすぼんやりした壁の中だ
妨げることも 侵すこともなく
一定の沈黙をもって監視する
いかなる詰責よりも恐ろしい

差し出された握手を受けず
来し方行く末を告げず
ぼうっとした本体が瞬間を踏みしめて動く
最も完全なる自由が共にある




地下鉄のスクリーンドアに書かれていた詩のひとつです^^


살다 生きる / 谷川俊太郎

  • Date:2015.05.25
  • Cat:
살다


산다는 것

지금 산다는 것

그것은 목이 마른다는 것

나뭇잎 사이로 새어드는 햇빛이 눈부시다는 것

문득 어떤 멜로디가 떠오르는 것

재채기를 하는 것

그대와 손을 맞잡는 것


산다는 것

지금 산다는 것

그것은 짧은 치마

그것은 플라네타륨

그것은 요한 슈트라우스

그것은 피카소

그것은 알프스

모든 아름다운 것들을 만난다는 것

그리고

감추어진 악을 조심스럽게 거부하는 것


산다는 것

지금 산다는 것

울 수 있다는 것

웃을 수 있다는 것

화낼 수 있다는 것

자유라는 것


산다는 것

지금 산다는 것


지금 멀리서 개가 짓는다는 것

지금 지구가 돈다는 것

지금 어디선가 갓난아기의 첫 울음소리가 들린다는 것

지금 어디선가 병사가 다친다는 것

지금 그네가 흔들리고 있다는 것

지금 지금이 지나가고 있는 것


산다는 것

지금 산다는 것

새는 날개를 친다는 것

바다는 울린다는 것

달팽이는 기어간다는 것


사람은 사랑한다는 것


그대 손의 따스함

목숨이라는 것




今朝の「朝の手紙」が谷川俊太郎さんの詩の一節だったので、
韓国語で全部読んでみたいな~と思って探してきました。
久しぶりに詩集も本棚から出してきました。

「木漏れ日」や「産声」がこんな表現になるんですね^^

初めて谷川さんの詩に出会った時、何日も何日もその詩で頭が一杯だったのを覚えています。
よく、心に響いた詩をノートに書き写したり朗読したりしていました。
今でも詩のみならず、マザーグースやピーナッツの翻訳などでもずっとお世話になっています♪